Camille Laboratory : DT Eightron TopDTエイトロン>研究文献

DTエイトロン・CDれびゅ〜

音楽:難波弘之(+林秀幸・森藤晶司・板倉真一)
TSUTAYA onlineにて全トラック試聴可。

 いやもうこれまた音楽が素晴らしいんですよ。うっとりなんですよ。
 難波弘之氏はさすがSF作家にして音楽家だけあって、SFの香りのする音楽なんですよ。
 解説のとおり林秀幸氏の打ち込みだけでなく生楽器の音にもゾクゾクするんですよ。
 米川英之氏・手島いさむ氏・是方博邦氏のギターが凄い凄い。下田武男氏のドラムも負けてない。
 ジャケットは田中良氏の描くデータの妖精エイトロン。ライナーにも使われてる美術の独特の空気も良し。
 ライナーの年表はフジテレビ公式サイトのものより前のものみたいで興味深く。
 全20トラックとなってますが、実際のCDには21トラック目があります。


B00005GXMSDTエイトロン ― オリジナル・サウンドトラック
TVサントラ
ビクターエンタテインメント 1998-07-23

by G-Tools
B00005GYR3陽はまたのぼりくりかえす(TV Edit)
Dragon Ash 降谷建志
ビクターエンタテインメント 1998-06-24

by G-Tools


■ DTエイトロン オリジナル・サウンドトラック (VICL-60260/9807.23)
1.シュウ MONOLOGUE I モノローグは#01のシュウの台詞。思わずツッコミたくなるが、これがシュウだから。
2.BRICK IN THE WALL データニアのテーマ。正体の知れない不安が募ってくる、いかにも世紀末SFな無機質な音が良い。DTエイトロンの終末観を象徴する音ですね。
3.陽はまたのぼりくりかえす/Dragon Ash(TV Edit) 初期のDragon Ashとはいえ今聴いても良い曲だと思います。いやもうこのOPには腰抜けた。フルコーラスで聴くと作品の終盤の展開まで予見してるようで凄い。間違いなく主題歌ですよ。通常シングルで出た(TV Edit)がサントラに収録されたのだと思うんですが、これはいわゆるTVサイズ(OP用)ではありません。Maxiシングルより短いアレンジのフルコーラス。また、フジテレビ公式にOP・EDの歌詞が掲載されています。
4.シュウ MONOLOGUE II このシュウが可愛いんだよなぁ(^^)
5.STAY DREAM 底抜けの明るさが良い。未来を信じてる子供達のためのテーマ曲ですね。転調も楽しくてほんと元気な曲です。
6.DATA FOLK アクション定番曲。小気味良い打ち込みの疾走感と、負けずに突っ走るエレキギター、さらに負けじとかっとんでるシンセの協演がとにかく格好良い。ライナー見ると6.は打ち込みオンリーみたいですが、かっちょえーので細かいことは気にしない(^^) 転調がまたゾクゾクするほどえぇのだ! 打ち込みスキーにはたまりません。END部のピアノがぐー。全てが粒子となってきらめき、データの奔流となって、加速する世界。そんなDTエイトロンの未来感を象徴する音です。
7.RESOURCE データニアのテーマ2。「2.BRICK IN THE WALL」とは一味違う不気味さがこれまた良い。
8.INCONVENIENCE アクション定番曲。これまた疾走感が素晴らしい。何せシュウが戦闘では役に立たないので、この作品のアクションはとにかく逃げろ! の印象が強い(^^; CDでの前トラックからのつなぎが面白い。
9.YOU AND THEM ライフサイドで、旅の途中で。忘れていた、或いは知らずにいた日常のテーマ。優しい人たちが居て、自分が居る。ほのぼのとした温かみが良い。
10.BURNING アクション定番曲。「8.INCONVENIENCE」と共通のモチーフをアレンジしつつ、こちらはゼノグラフターのテーマってことで独特の重みが。
11.ONE OF THE FEW END常連曲。これが鳴るともう終わりかと刷り込まれてるので(以下略) でも何ともいえないこの明るさがエイトロンの優しさ。お話が悲劇的でもこの曲の明るさ──実はシュウが持っている強さ、で救われてしまうのですよ。聴けばあのラストシーンを思い出して鳥肌の立つ名曲。
12.ANOTHER WAY 音楽担当メンバーがメンバーだけにというか、ちょっと当時のゲーム音楽を思わせる、いかにもな未来の象徴曲。これはこれで好き。どこで使ってたかちょっと思い出せない。本来はアモーロート(ユートピア)のテーマかな。
13.TURNING これもアクション曲だけどどこで使ってたかな? ドラムが弾けてて青春っぽくてイイんだけど(^^) 何かこのサントラの構成って世界観/アクションが交互に来るなぁ。
14.OUTSIDE THE WALL/ナル アカペラです。やんやかやんやです。ナルちゃんです。デ・カルチャです。#15「ラブソング」を見よ。名曲!
15.THE TIME タイトルからすると終盤の展開を意識した楽曲なのだと思いますが、これもちょっとどこで使ってたか見直さないと分かりません。ちょっと懐かしい香りがする曲ですねぇ。やっぱ良い意味で20世紀の作品だなーというか。試聴可能範囲を越えたあたりからのアレンジがお約束で好き。
16.SEE-SAW 「タマゴ」のテーマですね。あの絵の通り、楽器が遊びまくってる非常に陽気なアクション曲。こういう曲が入っても馴染んでるのがエイトロン音楽の良さですよ。
17.シュウ MONOLOGUE III 多分これも#01だったと思うんですが、これまたついツッコミたくなる……。
18.MOTHER エイトロン好きには「らーらららー」と言えば通じる名曲。当時の公式サイトでも「予告のらーらららーも入ってます」とかって書かれてたような覚えが。ライナーだと8.になってるけどこのvoiceがKAINEですね。素敵だ。是非試聴してみて!
19.シュウ MONOLOGUE IV はいはい。 ←だから#01見てみてちょ。
20.おなじ星/Jungle Smille ED。これも良い曲でしたねー。飛ぶ鳥とその回の名場面を組み合わせた映像と、こういう曲をEDに持ってくるあたりのセンスはゼーガペインに通じるものがあるかも(ゼーガでは名場面は使ってないけど)。ただフルコーラスで聴くとある特定の地名に「だからタイアップは……」とちょっと頭痛いものの(それ以外はほんと作品にあってるのに残念)、サントラの年表見るとまぁいいか、と思えたりとか。


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