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《RELAX》2nd stage アンダー・ザ・ホワイト・ローズ
シェイクスピア【リチャード三世】より
《RELAX》/9502.16-19/スタジオはるか@阿佐ヶ谷/脚色・演出:EMI

■キャスト
・エドワード三世王の五男ヨーク家の一族
 グロスター公リチャード・後のリチャード三世王:飛田展男
 エドワード四世王:高橋啓士
 クラレンス公:田村義晃
 エドワード四世・クラレンス公・グロスター公の母セシリー:山田美穂
 エドワード四世王の妃エリザベス:飯野まゆり
 クラレンス公の妻・アンの姉イザベラ:江崎祥子

・エドワード三世王の四男ランカスター家の一族
 ヘンリー六世王の未亡人マーガレット:くじら
 ヘンリー六世の王子の未亡人アン:清水スミカ
 バッキンガム公・リッチモンド伯の母マーガレット:有田いづみ

・エドワード三世王の六男の子孫
 バッキンガム公ヘンリー:戸部公爾

 マーガレットの三人目の夫スタンレー卿:石川ひろあき
 王家・侍従長ヘイスティングス卿:伊藤栄次
 ロンドン塔士ブラッケンベリー:栗林昌輝
 ジェイムズ・ティレル:中田篤

 フェイト:小粥よう子

■おはなし
 シェイクスピアの「リチャード三世」を元にした物語。薔薇戦争を舞台に描かれる、権力欲に捕らわれた一人のせむしの男の一生。そして、彼に躍らされる数多の女たち。

■感想
 「リチャード三世」かぁ、シェイクスピアかぁ。と思って見に行ったら飛田さん主役なんですもの!王座に上り詰めるまで、表と裏の顔を使い分ける「日常是芝居」というキャラクターを鬼気迫るような迫力で演じられていました。

 観劇後食事をしながら、FCのみなさんとお話をしていて、「結局、リチャード三世が一番悪いのよね?」の意見で一致を見たような(^^;

 くじらさんが出演されていたのですが、これがまた素晴らしかったです。小粥よう子さん演じるフェイト(運命……道化師のような衣装でした)が、苦悩するリチャード三世の心象風景を嘲笑うかのように舞う姿も印象的でした。

 今のところ、《RELAX》唯一のコスチューム・プレイ(時代劇)なんですよね〜。リチャードのマントとか、チャンバラ(とは言わんか)とか、もう一度見てみたい作品です。飛田さん主役だし〜(^^)

■うらばなし
 この頃、丁度出ていたコミックボンボンの「機動武闘伝Gガンダム」で、飛田さん演じるウルベがいよいよ本性を出していました。その時の台詞が「弱きもの、汝の名は女なり」というシェイクスピア作「ハムレット」のあの台詞。同じシェイクスピアでしたから、ボンボンを切り取ってお持ちしてお見せしましたら、飛田さん曰く「ま、今川さんですから……」とのこと。あと、「キャプテン翼J」の話をしていて、「やはり若島津は飛田さんにやってほしいという声があるんですけど」とお話しましたら、「日向さんが鈴置さんじゃないですからね」というお応えでした(「日向さん」じゃなかったかな?)。そのなんともいえない説得力にうなづいてしまったのでした。


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