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空想遊戯アートアクト#2 ざくろ石を食べる。
空想遊戯/1993.11.12-15/アトリエPAN@西日暮里/構成演出:小粥よう子

■キャスト
1.血液の風…魂からの目線
 女A:飛田直美
 女B:雨宮弥生
 愛の男:津曲健仁
 赤児:伊藤はるか
 魂の分配人:飛田展男・鈴木勝美(12日のみ)
 リリト:小粥よう子

2.地上の化石…時間の運命
 ナカザワ:中沢優子
 御用聞き:飛田展男・鈴木勝美(12日のみ)
 ナカザワの母:飛田直美

 偉い僧侶:押火淳
 不幸な女:伊藤はるか
 踊る人:雨宮弥生
 しゃべる人:津曲健仁
3.浮遊する無限
 (パンフには表記なし、見た感じ1と同一。)

■おはなし
 3本立てのオムニバス。いかにも空想遊戯らしい不思議な舞台だったのですが、おはなしということになると、どう書いたものかわかりません。ごめんなさい。

■感想
 話の合間に登場するリリト―アダムの最初の妻―の話から、魂の分配人はアダムであると分かります。このひとがまた白衣を着て「LOVE IS GOD」とかって書いたタスキかけて、子宮らしい臓器の模型片手に登場するというひとでした。ラスト、キャパ30人の狭い客席の間の通路を歩いてアダムが去るのですが、カーテンコールの時に舞台に居たリリトが「アダム〜」と呼ぶと、さっきの通路をスキップしながら降りてくるというお茶目さんでもありました。三河屋の御用聞きも、はまっていて良かったです。「サザエさんに出ても大丈夫だよ飛田さん!」とは見に行った時の身内の感想。

■うらばなし
 このお芝居の前の週が飛田さんのお誕生日でした。凄く個人的なことなのですが、そのお祝いにお出ししたお便りに、筆記式でインタビューをお願いしたいのでお返事をお芝居の折りに聴かせていただきたいと書いておりました。お芝居の感想などお話しておりましたら、飛田さんの方から「そういえば何かメモがあるとかって……」とお声を掛けていただいてしまいました。すっかり舞い上がったまま質問状などをお渡ししたのですが、お返事をいただけたのが丁度クリスマスイヴ。しかも「機動戦士Vガンダム」の「光の翼の歌」の放映日で、飛田さんが出演されていたという日でもありました。この時のインタビューの内容もとても嬉しかったものでした。


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