BLUE EYES

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◆ むいむい星人の寝言 ◆

− 2003年03月 −

 03月01日(土):SEED PHASE-22「紅に染まる海」(ネタバレあり)

 紅海に出ただけで、紅に染まってなかったような気もしますが。
 イルカが跳ねてるんで、いつ助けてくれるのかと思ってしまったGXスキー。
 はたまた、どっかのオルクがDハントして紅に染まる海なのかとか(だから違うって)。

 前回と今回と、せめてこのレベルで毎回見られればなぁ、とか思うんですが。飛べないしカナヅチなストライクとスカイグラスパーとAAで一見さん3/4機撃墜は健闘。水中戦も含め、こういう動きが見られるとイイなぁと思いましたが。今回からの髭面さんはランスローの竹村さん。って、何でOPにまだ虎さん達居るん?

 キャラの方は〜泣いてる子は放っておけないカガリ、良いじゃないですが。「お前は何でコーディネイターなんだ?」など、何でこういう話が今まで出てこなかったかね、なフツーの会話がちょっとほっとしたり。んが、そこへわざわざ上着脱いでまでフレイお嬢様の登場という予想通りの展開が〜。交代でデッキに出ても可、とは甘いなぁ艦長とは思えど、フツーの顔が出てくるのはまぁいいか、と。何気にミリー恐。フラガさんもデッキでのんびり、は出来なかったようで残念。

 一方宇宙では休暇明けでアスランとニコルが動き。いやま、可愛いのはえぇねんけど、やっぱ#19・20って1話分でいいよなぁとか思っちゃいましたよ。これだけでえぇやん、と。丁度GXと同じくらいの話数だから、つい展開比較しちゃって困ります。

 03月03日(月):GX第二十話「…また逢えたわね」@ANIMAX

 海の続きというか第5部への橋渡しな休日編。ルマークからエスペランサを紹介されるエニルは口紅も衣装も変えて別人の風。そんな彼女に近づくマイルズはセインズアイランドの入国管理官。どっから見てもカムラン。セインズアイランドがどういう島か、ナレと両替のシーンでよく分かるのが良い感じ。

 ロアビィはウィッツと上陸。居残りのサラはどこか不満げ。「押しても駄目なら引いてみな」は成功した風ですが夜まで引いてていいのかよ>ロアビィ。サラはいよいよ艦長と二人きりかと思いきや、そこに来るのが医者。二人きりにはなれないって……医者が居るからって(以下略)「秘密の特訓」ってのが可愛いぞ医者ー。

 トニヤはブティックでお目当てのドレスを先に買われたエニルと何故か意気投合。ガロードはティファと二人っきりと思いきや、キッドの邪魔が。「ティファねーちゃん」に甘えるキッドはやっと年相応の顔? 「馬鹿ガロード」と二文字ついてるものの、名前で呼ぶのは珍しかったりね。 でもガロードは面白くなく、「ロアビィ達と行けば良かった」ってそいつぁ違うぞガロ助! 両手に荷物のガロにアイスクリーム食べさせてくれるティファに、にゃーんと崩れてるガロ……萌え。この顔から「年下の男」の話に行くのが定石だがイイ。

 キッドは一人戻った事情を話す。二人して笑うサラとジャミーが何だか可愛いって今回こういうのばっかやねん。トニヤはドレスに着替えて夜デート。「ありゃ男だね」と見送るロアビィ。ウィッツ頑張れ、見せ場はまだだが。そんな時間もまだ二人のガロとティファは食事をしようと店を探す。一方エニルの店「Lilac」(ってこの名かよ!)で話の続きのエニルとトニヤ、Lilacに近づくガロとティファ。ぎゃーっ修羅場かよ! と思うものの、貸切で回避。でもティファは気付いた風。結局マイルズ乱入で修羅場になるんですが〜ぁぅ。

 トニヤに誘われた船の名はフリーデン。港でその白い船に再会し、エニルは「…また逢えたわね」と呟く。マイルズに別れも告げず、赤い口紅を引いてエニルは戦いの世界に舞い戻る。エスペランサ1機でフリーデンと三機のガンダムを翻弄するも、ブリッジにトニヤを認めて去っていく。冒頭とラスト以外アクションありません。つー意味ではSEED#20とタメ張るんですが、位置が違うし、キャラ立ってて面白いんですよねぇ。贔屓目?

 03月04日(火):GX第二十一話「死んだ女房の口癖だ」@ANIMAX

 第5部開幕。新連邦が表立って動き出す。アイムザットの駒はGX-9901-DX。OPにシルエットで出てくるのがちと恐。

 相変わらずサテライトシステムのレーザーの先を探すフリーデン。目的地は中々見つからない。ジャミルは嫌な予感を覚える。先の戦闘の相手はオルクではないと。前も言ってましたが。ティファは変わったというガロードに「ガロードは変わらない。ずっとガロードのまま」と応えるティファ。ウィッツとロアビィにそれは褒められてないと言われてしまうガロード。今回のキーワードですが、これはティファの願望入ってる言葉だと思うよ。

 しかしフリーデンの目的地は、禁断の島だった。接近するフリーデンに、まずは軍主導の作戦で、特殊工作員が送り込まれることに。命令違反等立派な経歴を持つ叩き上げの兵士、カトック・アルザミール。1st仕込みの漁船擬装戦法(まんまやねん)でフリーデンに潜り込むも、ティファの予見でバレバレ。NTを侮っていた、という台詞に注意。「潜入部隊でなくてよかったね、兄さん」って本当にな。今回から軍服の兄弟、襟章青い(=尉官)なのにカスタム軍服ですよ。ってカトックは赤い襟章だから佐官なのか?

 カトックを尋問するも答えは得られない。連邦軍の影を示唆するジャミル。連邦は潰れたことになっている……「歴史上ではな」ジャミルが分かっているのは、かつて自分が身を置いていたが故に。

 でも基本的にフリーデンは甘ちゃんなジャミーの船なんで、敵襲に乗じ捕虜は逃走し、船内は白兵戦に。って誰もティファを人質にしようとせんのな。医者も「私は治す方の人間なんだが」といいつつ銃を手にするのがね。GXで応戦するガロードは「こいつらも、変な兄弟もその軍隊の……」と真相に気付く。ってやっぱし「変な」がつくのね。

 そして特殊工作隊は海へ逃亡、最後に残ったカトックは手榴弾を手にする。「俺には良い所が2つある。死んだ女房の口癖だ。酒を一滴もやらないところと、諦めの良さだそうだ。だがそれより悪いところもある。それは俺が嘘つきってことだ」そこへティファが飛びつく。あなたを死なせる訳にはいかないと。一方外ではカトックの部下を兄弟が始末。第十九話といい、こういう所が兄弟なんですが。そいえば弟機の投げ槍は今回限り。今回、何でこれタイトルだ? という台詞ですが、後で効いてくるもので。

 03月05日(水):GX第二十二話「十五年目の亡霊」@ANIMAX

 第二十話の続き。エスペランサで追われるエニルは、見てはならないものを見た。それは、別のガンダム。目的地にNTは居ないかもしれないという第十七話の話題を再び出しておいて、その探索に出ていたGXが、エスペランサを追う兄弟のガンダムと応戦、兄弟はエニルを始末し損ねたまま退却する。エニルはトニヤと再会してフリーデンで治療を受ける。そしてエスペランサのレコーダーを解析して目的地が判明する。長い振りだ〜。

 目的地が分かったら尋問は不要だろうというカトックに、NTに拘るのは自分の傷を塞ぎたいからではないかとジャミルは告白する。「あんた弱い男だな」「分かってくれる人間が少なくてな」医者と視聴者は知ってるぞ。死んだ女房の言葉を引き合いに出して弱さを出せるのは本当は強いというカトック。しかし、先の戦争でトラウマを背負ったのはNTだけではないとも言う。大正論だよカトックさん。「あんた達がゲームみたいな戦争やってる間に、俺たち普通の兵隊は生身で戦って死んでいった」そうなんですよカトックさん。連邦軍にあって英雄とまつり上げられたかつての少年が引いた銃爪、それはカトックの妻子の居た連邦のコロニーを破壊した。だからジャミルを、NTを認めないと。トラウマ直撃喰らったジャミルは言葉もなく部屋を去る。去り際にカトックは、目的地ゾンダー・エプタでジャミルを待つ者が居ると言う。それは「十五年目の亡霊」だと。

 新連邦の量産機バリエントのデータを解析するガロード達。ガロードが言い出したとのことで、顔が変わってきたという話が。ふむ。

 接近するフリーデンに、ゾンダー・エプタが動く。月の入りまで到着しないようにしていたが、戦闘中にカトックが脱走してブリッジを占拠し(所持品検査くらいちゃんとしろよ)、フリーデンはその島へ接近せざるを得なくなった。月からレーザーが照射され、亡霊がその姿を現す。サテライトキャノンは撃てないのでハッタリなのだが、ジャミルには有効だった。降伏を決めたジャミルにカトックは言う。ジャミルが15年前に乗っていたGXを回収してこしらえたのがDX、つまりもう一人のあんたと戦っていたのだと。「明日の夕陽は見れないかもな」と言うジャミル、そこへティファがやってきて、カトックはティファを捕らえる。ティファはカトックのために、彼の妻子の絵を描いた。「私は、あなたに信じて欲しい」──続く。

 03月06日(木):GX第二十三話「私の夢は現実です」@ANIMAX

 ゾンダー・エプタに収容されるフリーデンクルー。キッドに救いを求めてるんじゃねーよ>ロココとナイン。思わずガロードの手を握るティファ、心配しなくていいと言うガロード。すげぇ自然で萌える。ティファとジャミルはアイムザットが隔離。つくづくヒロインだな艦長。

 「これで満足かい、おっさんよぉ!」生まれる前のゴタゴタに巻き込むのが大人だと言葉を投げつけるガロードを、カトックは片手で掴み、張り倒す。ガンダムでは定番の大人問題、GXでは一味違う描かれ方をしてましたが今回は定石風。後がありますんで。

 新連邦もNTを利用しようとしている。アイムザットはジャミルに根は同じだと言う。「多感なあの時期にあの戦争を体験した者は、NTという言葉の呪縛から逃れることは出来んのだ」戦中派を直撃するこの一言(^^; そこへカトックが、ティファに座興の笑い話。「皮肉のつもりか?」「力を持つ者とそれを利用する者、どちらも同じ愚かさを秘めている、か」とツーカーなのもやはり同世代だよあんたら。

 カトックはティファの絵を見ながら彼女の笑顔を思い出す。NTと言っても普通の人間だと。しかし彼女は夢を見た。もうガロードにも、カトックにも会えないと。「私の夢は現実です」それは彼女がNTだから。そしてガロードの言葉を思い出す。「満足なものかよ。それに俺は、おっさんなんかじゃねぇ」って、おっさん以外の何者だと(^^;

 捕らえたメインクルーを一箇所に集めるなんて素人だよ新連邦。皆で明日の夕方逃亡作戦決行の命令を確認し、ガロードが基地内を偵察し計画を練る。医者もエニルに計画を告げる。「私は医者だ、患者あってのな」だから患者がいなくなればこの人は(以下略)

 しかしエニルは情報を売る。アイムザットは逃亡計画前に島を出て、NT研究所へ向う。計画がバレていてガンダムは運び出された後。白兵戦が始まる。ガンダム乗ってなくても役割が同じ三人。ガロードは一人ティファとジャミルを救出に向う。トニヤを守るんじゃなかったのかよウィッツ。サラとは──いっか、ロアビィ。

 ガロードは港から遠ざかる船にティファの名を呼ぶ。そこへカトックが現れる。未来を変える気はあるかと。ティファの話をし、「NTの鼻をあかしてやりたい」と言い、ガロードと船を追う。ガンダムのコンテナに取り付くも沈められ、二人はDXを積んだ本船を見据えて──続く。

 03月09日(日):超光戦士シャンゼリオンDVD-BOX(予約済み)

 さて燦然箱。予約済ませて後は待つのみなんですが、凄いですよこれ。げっとせずにはおれませぬ。

 詳しい仕様は東映ビデオ公式サイトをご覧頂くとして、この至れり尽せりは何事かって感じです。これでこの値段は安いと思ってしまうのは普段がアレだからですが(^x^; 放映終了から7年、愛されているんだなぁって泣けてきますよほんと。LD箱決まりかけて流れたんですが、今になってのDVD箱で良かったかも。

 何が凄いって特典のラジオドラマ。勿論新規録音。しかもタイトルが「雪山の一夜」って何よそれ(^^; 暁・速水・エリ・都知事+宗方さんというメインキャストも美味し。何だザンダー片桐居てへんのか……しくしく。CM集には燦然箱のCMも入るそうで、龍騎で1回流れた録画も持ってますけど嬉しかったり。

 電ホに載ってた広告も良くて。お約束でフランス語なんでサッパリですが、暁のコピーに王蛇ネタが入るのもお約束ながら、「ディスク装填!」まで入ってるのが嬉しいですよ。シャンゼって約束破りではあっても、ちゃんとヒーロー物してますからね(何と比較しているのかはともかく)。その部分もフォローして、単にキャラ物だという話にしないでいるのが嬉しいなぁと。

 東映チャンネルで1・2話無料放送になるんで、未見の方は是非。そういや燦然祭中断してて、どこまで見たっけかな(^^; 「明日への活力になる」って萩野崇のコメントは正しすぎ。ふんわか行こうよ、ふんわか(^^)

 ──とかのんびりしてたら、迂闊にEPG見てたら東映チャンネルで萩野崇独占インタビュー(シャンゼリオン編・仮面ライダー編)とかやってるじゃないですか(i_i) 今月だけでも加入か? これは。月1500円するんだけど。

 03月19日(水):「撃つしかないのか」

 GX感想日記第二十八話、ではありませんが。
 昨日の新聞で「攻撃しかないのか」と見出しにあって思わずGX変換。
 アの国の大統領にさくっとお灸をすえてくれる聖戦士殿はどこかに居られませぬか(i_i) 

 書きたいことは色々あれど、本日の朝日新聞夕刊の「ありがとう」が自分には面白くて、自分自身の言葉が上手くまとまりません。でもやはり、今のアの国の大統領を支持する訳にはいかんと思う訳で。

 色々ありまして1月程沈んでましたが一応一段落……も、ちょっと気になることが多いし、次の波もすぐにきてしまいそうです。更新とか滞りまくっていて申し訳ない限りです。

 GX感想日記は第二十三話までまとめてupしました。ここまで溜め込むと、カミラボにupすべきとも思うのですが、ちょっとそうしている間もなく。間にSEEDとかも入ってます。
 既に本日第三十二話「あれはGファルコン!」まで済みまして、ようやくランスロー登場で浮かれてますが……はぁぁ。

 先述の聖戦士……って、いえそのあの。キッズステーションでやってるダンバインが東京上空まで来てるんですね(^^; 好きなんだよなぁ東京上空。ダンバインも色々書きたいことありすぎるんですが、まずはWinMeの再インストールをせねばならなさそうな気配です(T_T)

 03月20日(木):「戦争か。よくも飽きずに続けるものだ」

 GX感想日記最終話、ではありませんが。←タイトルちゃうやんこの台詞。
 本日、日本時間11時半過ぎにアの国の攻撃開始。
 アの国の大統領の演説聞いたけど、どうにも腑に落ちん。ラクの国の大統領に問題があるのは分かるんだけど、だからと言ってアの国が先走って攻撃しかけて良いという道理はない。全会一致で採択された国連安保理決議1441(0211.08)の後、4年振りに査察が再開されていた。湾岸戦争から12年進歩なしとも言われるが、12年掛けて出来なかったことが数ヶ月で出来る訳がない。まして、全く査察を受け入れなかったのならまだしも、少しずつではあってもミサイルの廃棄などはされていたのだ。ここで国際社会が求めるべきは、査察の徹底化であって、打ち切りと先制攻撃ではないはずだ。

 JNNニュースバード(TBS系CS)だったかで、「開戦を急ぐのは、現地の気温が上がりすぎるとアの国の兵の負担が増すからだ」とかいう説さえ出ていたが、「とにかくやってしまえば勝つのは自分だからあとはこっちのもの」的な短絡思考で予防戦争なんて仕掛けられてたまるか。大体、大量破壊兵器を一番持ってるのはどこの国だよ。前にも書いたような気がするが、たとえ世界が滅んでも自分の国が生き残れば良いんだからなアの国ってのは。←京都議定書とかCTBTとか。

 で、ウチの国の首相は19日の時点で「無謀ですよね。自分が決断すれば平和的解決が出来るんだから、独裁者の恐ろしいところですね」と語ったそうだが、これってラクの国だけじゃなくてアの国の大統領も五十歩百歩でない? 「もうちょっと見守ろうよ」という独仏他の意見を放っておいて、安保理役たたずって言っちゃうんだから。アの国の言う「自由」って、そういうことを許すものなのね。そういやアフガニスタンの時もこういう話が出て、確かにタリバン政権は倒されて今一生懸命国づくりしてる最中だけど、でも、あれだけ空爆やってもテロリストの脅威が払拭された訳じゃない。12年前の戦争の劣化ウラン弾のおかげで苦しんでる子供達の上に、またミサイルが降ってくる。それはラクの国の大統領が悪いんだ、と言うのだろうけどさ。

 ともあれ、一刻も早く終わりますように。

◆本日の更新:カミラボ:GXつっこみ色々up。

 03月22日(土):SEED PHASE-25「平和の国へ」(ネタバレあり)

 何かこのご時世にこのタイトルで、と思ったら、内容も相当アレでしたが(^^;
 先週の「二人だけの戦争」が08小隊なら、今回のタイトルは実は何気にGX風(台詞タイトル)だったんですねぇ。次回もNT誌に載ってた仮タイトルならEW風だったんですがそれは回避した模様で。

 〜んで。開始早々、ザラ隊のみなさんで大天使様袋叩き。案外メカの動きが良かった風に見えたりして。ドダイ(違)も久々だし。欲を言えばもうちょっとアスランとキラが絡んでくれればなぁ、とも。

 オーブの領海が迫って、砲門向けられてさぁ大変ってところでカガリ姫登場。艦長は何でこの船にお姫様2人も立ち寄るのよとか思ってたのかも。しかも今回はオーブのお姫様ってことで。そういえばヘリオポリスってオーブのコロニーだから、キラ達はオーブの市民権持ってるはずなんだよな? 本放送1回だけなんで、家族が云々言ってたとこちょっと聞き逃した(;_;) カガリ姫にあからさまに敵意剥き出しのフレイがお約束。

 元々オーブ製のガンダムと大天使様なんで、ある意味実家へ里帰り。島のドックが秘密基地っぽくて良いぞ(^^) しかしガンちゃんがっしょんがっしょん歩かせていくかよ……目立つのに。せめてトレーラーに載せてホロかけとけよ。

 そして、別の海岸に上陸する潜水服の一団。アスラン、クルーゼ隊で名乗ってるのはザラ隊じゃ通用せんからか? 「ようこそ、平和の国へ」と出迎えを受けて、続く──って、おい! 何せボンボンによると、3/29が総集編、4/5が放映休み、4/12も総集編ってことらしいんですが、折角面白くなってきた? 所で途切れるのはちょっと勿体無いなぁ。監督がコンテ切ってたのも珍しい?

 03月23日(日):ダンバイン #18「閃光のガラリア」@KIDS STATION

 1週2話なので、これと#17「地上人たち」。#18はどうにもショウの親子話の印象が強いから、タイトル忘れそうになるんですが、そっか、後半はガラリア話だったかと。好きなんだよなぁ、ガラリア。可哀相だった……。

 「ダンバインはやっぱバイストン・ウェルが良いんだよね」と話しつつも、「でもいざ好きな話を挙げると、『東京上空』3部作と『ハイパー・ジェリル』とかって地上の話なんだよねぇ」と。ま、BWより地上の方が切迫感が違うというか盛り上がり方が違うんで無理もないんですが。「で、BWで好きな話って?」って挙がってくるのが「赤い嵐の女王」なんだけど、これだとショウよりトッドの方が活躍してて何ともはや。

 個人的にはリムルがゼラーナに来てた頃の話が好きだったりするんですが、リムル姫の困ったちゃん加減は、ある意味SEEDのカガリ姫にも通じるかも知れんなーと思う今日この頃(^^;

 で、東京上空に話を戻すと、「でもこれはダンバインならではの話という訳じゃないよ」と兄貴談。「だってガンダムでやるならカミーユと両親の話だし」ってまぁ、そう言われると仕方ないんですが(^^; ただ、ショウはこの話で精神的な親殺しをするんだけど、カミーユの場合は自分で親殺しをしないまま殺されてしまったというのが決定的な差なんだよなぁと。だからカミ子さんは最後まで色々と引きずってしまう訳でってそりゃ寧ろ小説版か。ところが? ショウの方が「最後」という点では煮え切らないんだよなぁ。

 しかしダンバインもいい加減現実とリンクしてて痛い箇所が。後々だけど「日本人が平和を語ってはいけないのか」ってさ……良いはずだよ(i_i)

 03月24日(月):GX第三十五話「希望の灯は消さない」@ANIMAX

 先週のあのうきゃーなラスト(褒めてます)から続き。ゲテモノ度当社比30%UPな兄弟に捕まり、ガロード達は新連邦軍総司令ブラッドマンの元へ。ジャミル達を助けるのを条件に会談に応じるガロードだが、ティファはブラッドマンにその気がないのを見抜く。いやそんなの火を見るより明らかだが(^^;

 シベリア鉄道(だろ)でクルスクへ送られるジャミル達。サラは医者の肩を借りるジャミルの体を気遣う。何気に怪我の多い艦長だ。「私の始めたことだからな。それに、皆と一緒に居たかった」車中のやりとりがいかにも彼等らしくて良い。ずっと宇宙だったから落ち着くねぇ。

 ティファは革命軍総統ザイデルの話をすることを拒む。「ガロード、私の力になって」ガロードの求めにティファはそう応じて、ザイデルとブラッドマンの歪んだ心に「D.O.M.E」という言葉が共通して潜むことを知る。ブラッドマンは激昂し、ニュータイプは使われるべき道具だと言い切る。そして、それを否定したジャミルの死を口にするが、ティファは大丈夫だと言う。「あの人が居ます」──って、ティファは誰でも「あの人」だな。

 そしてジャミル達は列車を下ろされる。壕の前に並べられ、銃殺を待つ。そこへ純白の機体に乗ってあの人が現れる。「希望の灯は消さない!」カリスですっ! 予告でバレバレなのがアレだけどカリスなんですってば(^o^) ビットないけどベルティゴ健在。ガンダムも取り返して反撃開始。って艦長怪我人ちゃったんか丈夫やなーさすが戦中派。打ちまくりロアビィは良いとして、「よし、付いてきな!」ってウィッツのくせに〜。

 カリスは北米の反政府組織に身を寄せていて、そこで情報を得て救出に来たのだという。カリスはガロード達の地球帰還を告げ、会いに行こうと言う。

 一方宇宙革命軍ではニコラが和平を説く。NT主義を見直す時期だ、と言うランスローの方が危険思想だが、何せ革命軍の看板娘だから嫌味だけでお仕舞いなのな。しかし両者の戦争を求める理由、ってのが今のご時世ほんと辛い……新連邦がアの国で、革命軍がラクの国でってのは分かり易すぎるけど。

 ガロードとティファは脱出を試みる。気配を伺うティファのうなじに赤くなるガロに萌え。相変わらずザルな新連邦の警備のおかげで、パーラも合流。パーラに小突かれて赤くなるティファに萌え。さぁて大脱出だ! で続く。

 03月25日(火):GX第三十六話「僕等が求めた戦争だ」@ANIMAX

 あぁ何とタイムリーな(i_i)

 真っ直ぐジャミル達の元を目指すガロード達だが、兄弟が追ってくる。万事休すと思えたところに、ジャミル達が駆けつける。レオパルドを載せても平気なほどパワーアップしたエアマスターと言うべきか、ついにドダイ代わりと言うべきか(^^; ってΖもやってるけどなー。しかしガロード救援には金を要求するウィッツがロアビィを只で載せてやってるとは(以下略)

 弟の去り際の捨て台詞。「次の戦争は、僕等が求めた戦争だ」兄弟の勝利、を「父子」と替えたくなるのが今のご時世。

 そして再会。ティファとは手を繋ぐのも躊躇してたガロなのに、パーラだとさくっと肩を抱くのな。って本命と相棒の差なんだけど。今までの話をするも、誰もD.O.M.Eについては知らないという。ランスローなら知ってたかもと言うガロードに、ジャミルの思い出話。ランスローに比べ衝撃が小さいようにも見えますが、ランスローはジャミルを撃墜したと思ってたかも知れないとか、いや初めてランスローの話が出た時存分に驚いて3分くらい時止めてたんだよ艦長とか(笑)

 ジャミルを思うティファ達。信じていたものが壊れた時、と口にするカリス。「お前も色々あったもんな」とガロードに言われ、ただ微笑む。3人がNTとは何かを求めつつ世界を見ようとしている所へ、キッドとパーラのドタバタが飛び込む。もっと見たかったなぁ。そしてニューオリンズ基地に身を寄せて、考える時間を手に入れるジャミル、中身はまだ15歳。

 革命軍は演習を名目に軍を動かす。ランスローは呟く。「今度の戦争に、戦後はあるのだろうか」ニコラは再度和平を説くが、反政府思想者として捕まってしまう。一方新連邦の議員達も和平を模索。ブラッドマンだけが戦争を強行しようとしている。議会一つ掌握できないまでもまだ使えると、兄弟はブラッドマンを利する行為に出る。議員らの飛行機を撃墜したのだ。チェストブレイクの名の通り、胸ばーんビィィム(違)のお披露目〜。それを暴露する兄弟の心の闇。たかが19歳に手玉に取られるブラッドマンも所詮小物。降り出す雷雨とか、先の鷹に捕まる鳥の比喩がGXらしい演出か。

 Gファルコン+レオパルドのテスト飛行で御機嫌なロアビィ、恩を忘れるなとウィッツ(^^; そこへ、カリスが新連邦軍が動いたと知らせてくる。兄弟の求める戦争が始まってしまうのか。──続く。

 03月26日(水):GX第三十七話「フリーデン発進せよ」@ANIMAX

 今回萌え所は満載なんだが、何分現実世界と重なる部分で切なくてもどかしくて泣きたくてたまらなくなる。

 ついに戦争が始まるのか、とガロード達の心は重いもので満たされる。終戦直後の世界を覆った死の闇。再びそんな世界になってたまるかと思いつつも、自分達に何が出来るのかとパーラは呟き、ジャミルは繰り返されようとしている悪夢に人の愚かしさを問う。

 そして、答えを求める若い男女の告白大会。ウィッツはトニヤにいきなり指輪だし、ロアビィはサラの答えを待つことにするのでこの続きは次回。

 「戦争なんて起きなければいい」とティファは願う。そしてガロードに向けた瞳を潤ませて、その思いを告げる。「約束して。死なないって約束して」もう一人になりたくない、ティファの15年間がその一言に結実する。そして、月に見守られながら二人は結ばれる。「この時、私は初めて、自分の力をもっと欲しいと思いました」ティファのモノローグと共にアイキャッチへなだれ込むタイミングが凄い。余韻がないのが却って効果的で好きだ。37話かけてやっとkissまで辿り着いておめでとう(T_T) ここ数話で出てきた話ではあるんだが、その力故に狙われて、その力を恐れていたティファが、『ガロードのために』自分の力をもっと欲しいと思うようになるのが凄い。この静かで美しいラブシーンに両軍の発進が挿入されているコンテもなー。

 ところが翌日、ティファは医者でさえ「皆目見当がつかん」様態に。ティファの意識はトリップ中。彼女の求めに応じて、D.O.M.Eが接触してきたのだ。OPの光の玉はこれだったのか、と凄い伏線(無意識の産物だったらしいが)にうなりつつ、彼女が見た答えの在処は月面基地だった。「私を月へ連れて行ってください」ティファの望みに、カリスは組織に宇宙戦艦の使用許可を求める。宇宙用のメンテをしている格納庫にはガンダムハンマーとジャベリンが。

 ニコラは政治犯として銃殺刑になり、ランスローに未来を託す。革命軍は月を目指すが、そこには見えない悪魔が棲んでいた。ティファとジャミルの言葉通り(知ってるんだよな艦長は)、ビットMSを擁した自動防衛システムが行く手を阻む。両軍の戦争に関与する気のない組織を見限り、宇宙戦艦を奪取するガロード達。カリスの計らいによる命名で「フリーデン発進せよ!」──全ての鍵はこの蒼き月光の向こうにある。

 03月26日(水):壊れやすい願いだけ何故こんなにあるんだろう

 アの国もラクの国も、言ってることは所詮「大本営発表」な訳で。
 誤射を認めないのも今に始まったことではなく、ただそこには殺された人が居るという現実だけがあるはずで。
 アルジャジーラはスカパー! でやってなかったっけ、っていつの話やって感じでもう枠が見当たらず。でもまた放送が始められるほど、今回の戦争が続いてもらっても困るとも思い、いややっぱこういう局は必要だとも思い。

 GXの第三十七話見た直後だから、通常の3倍戦争なんて要らないよ! の気分。いや、いつだって戦争なんて要らんのだが。ラクの国を放置できんのは分かる。だが、そこへ先制攻撃をしなくてはならない理由がどうしても分からない。世界に溢れる反戦・非戦の声を、ラクの国の現状を変えるための力にすることも出来たはずなのに。

 「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」

 GXで何度も出てくる「過ちは繰り返させない」を聴くたびに思い出すのが、広島のこの銘文だ。日本語らしい「主語のない文」だが、この主語は英語では「WE」となるらしい。この言葉の前に立つもの全てが誓うべきことなのだと。

 愚かしくも繰り返される暴挙を、平和の国の茶の間のTVで見る。絵空事の世界で、過ちを繰り返させないために何が出来るのか必死に考えて、そして行動するという物語を見た後で、同じ画面に現実の世界の戦争を見る。

 「日本はこの40年、戦争はしていないんだ」

 丁度20年前の映像の中に、こんな台詞が残されていた。その世界では、目も覆うような核の炎が画面に吹き荒れるのだけど。

 絵空事の戦争でさえ、見るのは辛い。でも、絵空事を見ていられるこの平和さえもが絵空事でしかない世界が実際にあることの方が辛い。

 一刻も早く、この愚かしい戦争が終わりますように。

 03月27日(木):GX第三十八話「私はD.O.M.E…かつてニュータイプと呼ばれた者」@ANIMAX

 新連邦軍と宇宙革命軍の武力衝突がついに始まった。月へ向う宇宙戦艦フリーデンでのジャミルの最終命令は「生き延びること」。三つ子の魂やなー。D.O.M.Eの正体についてまだ答えが出ていないというジャミルに、サラはその大きな瞳で問い掛ける。「私も、答えを求めています」なーのーにー二人きりのエレベーターで顔背けてるんじゃないよこの中身15歳は!!(-"-# あぁぁぁぁもうっ。そして15歳4人もそれぞれの未来を思う。「守ってあげたい、皆の未来を」ガロードと一緒だから強くなれるティファの思い。

 戦場を愉しむ兄弟はランスローに迫るが、両者の間を一条の光が貫く。「ガンダムか!」って嬉しそうやなあんた。サテライトシステムは両軍にとって脅威であり、月への道が開く。が、サテライトキャノンが撃たれないと知るや、両軍が迫ってくる。ジェニス改のエニルをフリーデンに残し、各機は月を目指す。って、結局ウィッツ達もフリーデン護衛に回ってるのがお約束。

 しかしDXを兄弟が捉えた。世界を滅ぼしても余りある憎しみをティファは感じる。似て非なるものとされ、虐げられた者の苦しみなど分かるまいという兄弟を「分かってたまるかーっ!」と一蹴するガロード。この力任せの殴り合いに込められたありったけの思い。だがヤドカリに挟まれた時、ジャミル機がDXの前に舞う。カトック同様のおなじみのタイミングに焦ると、ティファの言う「あの人」がやってくる。「ランスロー、手を貸してくれるのか?」「私もあの二人に懸けてみたくなってな!」あぁ(T_T)

 妖精にも思えるMWGビットに導かれ、DXは月へ。そしてティファの求めに応じ、真実を知るべき者達が招かれる。ザイデルとブラッドマンには銃つきつけて脅迫してましたが、フリーデンはそうでなく。D.O.M.Eで初めて顔を合わせたジャミルとランスローが握手しようとしたその時、ザイデルとブラッドマンが口論を始める。ファーストニュータイプを遺伝子レベルに解体し、システムに格納したのがこのD.O.M.E。NTを巡る愚かな争いを、ジャミルは「黙れ!」と一喝する。NTは神でもない、まして利用されるべき存在でもない。命を奪い、このような姿にする権利など誰にもないはずだと。しかしティファはD.O.M.Eは生きていると言う。ティファの声に、辺りは白い光に満たされ、静かな声が響く。「私はD.O.M.E…かつてニュータイプと呼ばれた者」──最後の幕が上がる。



03年02月03年04月