BLUE EYES

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◆ むいむい星人の寝言 ◆

− 2003年02月 −

 02月01日(土):SEED PHASE-18「ペイ バック」

 とりあえず第一報。やっぱり2話で1話構成なんだよなぁ。

 犬型ゾイド(違)をばったばったと倒すエールストライク。なんつぅか、キラのコーディネイターとしての能力はOSの書き換えだけなのか? 比較しちゃいかんし、しても仕方ないけど、今までの子は機械を調整してやらせるんじゃなくて、自分の「腕」でカバーしてたんだよねぇ。何か物足りん気がする。好みの問題だろうけど。

 サイとフレイとキラは前回の続きなだけで。なんつーか大天使様の元に集いし迷える子羊は皆何も考えてなさすぎって感じが強く。極限状況では考えてられない、が正しいんだろうけど、如何せんもう18話も過ぎてるんでそろそろ考える作業ってもんをしてほしーよーな……とほほ。

 金髪少女をひっぱたくキラ。分からんでもないけどさー、やっぱ女の子に手を上げるのってどうなのって思う自分は古いのか? 例によってテンプレ検索してみると、Ζでカミーユがサラには手を上げている例しか思いつかず。でもΖ#44で手を上げた後で「死んだらお仕舞いじゃないか……死んだらっ」と言ってあぁいう顔をしてしまうのがカミーユで。あれきっと本能でやってる(深い考えはない)んだけど、芝居として考えると凄いんだよなぁ。キラにはまだ出来ん芸当やね。あれは。今は自分のことだけで必死やもんね。カミーユは他人のことで必死の頃やからね。

 02月02日(日):それでも人は星を目指す

 スペースシャトル・コロンビアの悲しい事故。地上への帰還を目前にして天に召されることになった乗員と彼らを支えた人々に、哀悼の意を捧げるばかり。

 前日NHKの特番では終始にこやかな顔を見せていた毛利さんが、表情を一変させて事故に関するコメントをしているのが辛い。しかし、それでも人類は宇宙を目指すのが運命だというようなことを言っていたのが印象的だった。

 「スタートレック5・新たなる未知へ」で、エル・カピタンに登ってたカーク艦長が着ていたシャツに曰く「何故山に登るのか? そこに山があるからだ」などと。この映画の原題「FINAL FRONTIER」が、TOSのOPナレーションでの「SPACE」に続く言葉であることを思い出すと、先の言葉は「何故カークは再び『新たなる未知へ』向うのか」という問いと重なっているようにも思える。

 TVシリーズ最新作「エンタープライズ」のOPは、未知の世界に挑み続けた人類の歴史を振り返る映像になっている。主題歌も良いのだが、この映像に妙に泣けるのは何故だろうと思っていた。そこに連なる輝かしい記録に感動しているからなのか。それとも、そこに登場しない、いくつもの犠牲を思うからなのか。光をそれと認めるための、闇を認めるからなのか。

 んで。ハヤカワ文庫SF「新・宇宙大作戦 暗黒皇帝カーク」と「スタートレック エンタープライズ エンタープライズ発進せよ!」をげっと。前者はカーク役のシャトナーによるシリーズ和訳最新作。STでGジェネというか、オールスターキャストで大事件に挑むというファンサービスてんこもりなお話。今回は何か薄くてアレだが、謎の仕立て屋ガラックの出番があって嬉しい。でも気になる続きは何時出るのやら。後者は「エンタープライズ」パイロット版小説化。そういえば年末年始編成のあおりでTVシリーズ見逃してるわ。春には映画もあるしなー。フルタのSTピンズ、兄貴が「平行世界の地球帝国だったりして」と言ったらその通りに出たやんか〜。

 02月03日(月):7 STORIES

 《RELAX》でおなじみの戸部公爾さんご出演の舞台「7 STORIES」を見に麻布十番へ。7階の7つの窓の前で繰り広げられる物語は、何故か窓の前に立つ男と、窓から顔を出す住人達とのやりとりだけで進む。こういう見せ方はいかにも舞台。動きが全部見えない分、それを想像させる作りになっているのは面白い。

 戸部さんは2役。弁護士とパーティ好きの若者と書くと全く違う人格だが、「刺激が刺激でなくなっている」というか、傍目には異常に見える日常に麻痺しているという点では同じレヴェルの住人であるとも言える。7階の住人は多かれ少なかれ皆そうなんだけど。

 住人達に降り回されているように見える男だが、最後に登場した老女のおかげで、やっと自分の物語を口にする。住人達に飛び降りたかったことにされてしまった男ではあるが、「下でなく上もある」という老女の言葉に、全く別の方向を目指すことになる。日常からぽっかりと「浮いた」彼はこれからどこへ行くのか。

 老女の話に出てくる「テーブルの上にグレープフルーツがある」と、「アルバートは自分が鳩であることを知らなかった」というのが妙に小気味いい。100前後のキャパと思われる小屋は月曜昼とはいえ千秋楽でほぼ満席。でももうちょっと笑える場所で反応があってもいいのになぁ。間の取り方の問題だろうか? 住民の台詞が多い上にテンション高くて、ちょっとフォローするのが大変かなとも思えただけに、老女とのやりとりがのんびりしていて落ち着いた。他の住人同士の絡みも見てみたかったようにも。役者なマーシャルと、自称詩人のシャーロット、色彩にうるさい芸術家マイケルの3人が顔つき合わせたら楽しいかもーとか。

 《RELAX》次回は6月。また違う戸部さんが拝見できるかと思うと楽しみ。
 あとチラシで拝見したK-Showの舞台でEMIさんが脚本だったり、くじらさんや中博史さん(!)もおでましだったりするみたいで、これ見たいなぁ。伊藤健太郎さんは21世紀FOXでの「フレーム・アップ・クライスト」以来なので、この方も楽しみ。

 本日は節分。豆まきして、恵方巻かぶりついて、福豆食べて。明日からは、春。

 02月04日(火):GX第一話「月は出ているか?」@ANIMAX

 何でこんなにGX好きなんだろう。泣きたいほど。
 いつも思うんだけど、ビデオ回しての自主再放送より、電波が空から降ってくるCS放送の方が遥かに緊張感とかがあって良い。そんなCSで、待望のGX初放送。

 で、見ていてどうにも泣ける。Gガンもわんわん泣けるけど、GXはじわーっとこみあげてくる感じ。こういう言い方はリスキーだと分かってはいるけれど、1stの正統な続編ってGガンとGXだと思えるんですよねぇ個人的に。Ζはほら、鬼子だから(^^;

 第一話はとにかくアバンタイトルから目が釘付けで。OPからAパートへ続くナレーションとか聞き入って。あかん。泣ける。
 アバンタイトルだけでなく、「赤い二連星」だの「セントランジェ(←セントアンジュ)」だの、これでもか! とばかりに記号を撒き散らしつつ、テンプレ通りにお話は進むんだけど、GXの色というか香りというものはこの第一話で既に確立されていて。「戦後」という世界観がまず飛び込んできて、ガロードの動きとティファの神秘的で可憐な表情と、ジャミルの「月は出ているか?」にフリーデンクルーと一緒に「はぁ?」と言ってしまってつづーく……で何でここでCM入れるんやANIMAX! そして中CMの人間ジェットストリームアタックは一体何よANIMAX。

 GX第一話の感想って以前さんざん書いて書庫にも置いてあるんですが、ほんとこの第一話は好きだなぁ。しかしこうしてGX始まって、月末にはΖまで始まってしまっては、地上波新作のSEEDにも頑張って貰わないと(って自分もれびゅー書かにゃ)。
 何か今のCS再放送に夢中+ときたさんのマンガの方がアニメ見てるより面白いかもなーってパターンはW当時と似てるよーにも思えて。いや、好きだから地上波見てるんですけどね。頑張れSEED。

◆本日の更新:カミラボ:Ζ詩編up。ボンボンとSEEDまだ溜めてます。すみません。玄関のLinkと書庫更新。あと寝言4日分。

 02月05日(水):GX第二話「あなたに、力を…」@ANIMAX

 駄目だ好きすぎるGX(i_i)
 第二話はGXに搭載されている「おっそろしい秘密兵器」登場。
 モミアゲ艦長が一体何を恐れているのかの一端が明らかになるというお話です。

 ……ってな。
 番組開始前に見てしまった情報で、GX-9900と艦長の関係を知ってたから、ガロードの言葉をハッタリと受け取るウィッツとロアビィに対し、真に受ける艦長ってのはもう笑うしかなかったんですが。知らずに見てたらまた違って見えたんだろうなぁ。やはり周辺情報はカットして見なくちゃなと思ったですよ。

 でもあのハッタリをかますガロードってのは何か好き。ティファを人質に取ってみせた後の、「信じて、いたから……」なやりとりが更に好き。少年と少女の身の上話も、暗躍する情報屋(以後の出番がないのは勿体無い)も、情報を買った女MS乗りヴェドバ・モルテ(以後の出番がないのは本当に勿体無い)も、溢れるカスタムMSの群れ(以後の以下略)、艦長の謎の耳血(結局謎のままだった)も、皆好きだ〜(T_T)

 ティファはどこまで知っていてやってるのかよく分からんというのは、ほんと「伝説の勇者ダ・ガーン」の桜小路蛍状態ですが〜あの結果を知っていたらこの力を渡していただろうか? などとも考えてみたり。でもサテライトシステム初起動のシーンは本放送で見てて凄く燃えました。今見ても好きですがほんと。音楽も良くて。

 GX独特のアバンタイトル〜OPとED+予告の演出が第一話限りでないと知って騒いでいた思い出も。ほんと、これよく最後まで続けてくれたものです(^^) しかし第三話の予告って大好き。「鮮やかに奪回する」とか「少年の純情は不屈だった」とか。予告まで集中して見ちゃうくらいGXって好きなんだなぁ。

 02月06日(木):GX第三話「私の愛馬は凶暴です」@ANIMAX

 翌日の録画予約をしようとCS付けたら、「大西洋血に染めて」だったのでつい視聴。GガンもGXも泣けるけど、一番泣けるのはやっぱ1stかな。これはやはり特別な聖域。

 で、そのまま勢いでGXへ。
 本日は前回ティファが絶叫して倒れちゃったところへフリーデンが近づいてくるところから。
 ここで、艦長がワイヤーガンでGXに乗り移って「鮮やかにティファを奪回する」んですが、フリーデンからGXまでの距離は考えてはいかんのでしょう(^^; あーでもこの一連のシーンから、フリーデンでぎゃーぎゃーわめくガロードを左ストレートでKOする艦長とか、何か凄く好きなんですが。艦長なら何でも良いのかお前はってくらい。

 フリーデンが動けないこともあり、操舵士のシンゴ君はガロードの見張り。第一話に続き、色々とアイテムを駆使して脱走するも、ガロードは何時の間にか独房に戻っているという。何しとんねん、と思いきや、ティファの傍らの花が変わっていることに気付き、ガロードの居場所を知る艦長。こういう話ってありそうでなかなかないような。しかし「誰だか知らんが余計なことを」で、医者は悪人認定されそうになったんですよねこの頃(^^; 謎は本編で解けなかったんで、自分でデッチアップしましたけど(書庫の「はなのひと」)。で、やっぱり花摘みガロードのBGMって例の20周年コンサートの謎の1曲ですね。

 アルタネイティヴ社のラボに襲い掛かって雇用を強要する謎の兄貴。弟とまるで顔が似てない二卵性双生児。カードやチェスの駒を繰りながら、フリーデンに接触した弟と通じ合っている様子ってのも、いちいち表情だけで演技させているのが良いなぁと。「私の愛馬は凶暴です」ってのも、GXならではのサブタイトルだし。出だしがコレなら途中もアレで、兄弟にはほんと楽しませていただきました〜。惜しむらくは、オチをもっと最初から睨んでの演出が出来ていればなーとも思いますが(結構揺れていたらしく)、自分的にはOK。

 そしてGXと言えば月。第三話ではちゃんと欠け始めてるんですね。オルバが医務室に忍び込む前にティファを照らしていた月が隠れるとか、こういう演出って好きなんです。やっぱ好きや(T_T)

◆本日の更新:カミラボ:GX詩編+海編つっこみup。後者がつい出てきたので、久々の更新。

 02月07日(金):GX第四話「作戦は一刻を争う!」@ANIMAX

 うわぁぁっ、駄目だ。ジャミー萌え全開。可愛いすぎるよ艦長(T_T)

 本日は、弟のおかげで容態が急変したティファを救うためにアルタネイティヴ社のラボを再襲撃するってんで、ジャミーが過去を話して、ウィッツとロアビィが出て行って、バルチャー達が集結して、おとーとがカニガンダムでティファをさらって、あにあにのカニサボテンGが腹からビィィムぶっ放して終わり。確かにSEED#4とタメを張るタルさなのかもですが。

 確かに知ってはいたんですよ。あの艦長が第一話アバンタイトルで出てきたGXのパイロットだっていうのは。でもその身の上話を語るのにいきなり「俺」ですよ。内容はアバンタイトルそのまんま読み直してるだけなんだけど、「俺」が語ることで視点がぐっと近づくんですよ。語ってる「俺」は15歳なんですよ。しかも15歳ジャミーってばうっかり萌えですよ(息遣いの声当ててるの誰なんだろう)。モミアゲのおかげでちょっとかみ子さんに似てたってのもこっそりポイント高し(結局それかい)。

 彼が体験した15年前の戦争というのは、15年間ガンダムに付き合ってきた人間からすれば、あれはまさしく「一年戦争」なんですよ。「俺」の語った部分はあれだけでも、その全貌は何となく想像出来ちゃうんですよ。それがうゎぁぁぁっと押し寄せてくるんですよ。

 でもロアビィとウィッツは知ったこっちゃなく。ジャミーの話を立ち聞きしていたガロードを殴り飛ばして出て行きます。ロアビィのガキの定義が聞いていて泣ける。で、GXの前でガロードはキッドと揉めて、そこへジャミー登場。戦後生まれにタメ口で「治ったのか? コックピット恐怖症」と言われて、顔を背けるジャミー……萌え。ジャミーの心の傷がどんどん出てくるんだけど、どうにも萌えるのは仕方なく。

 で、「キャプテンの人徳」で集まってくるバルチャー達。いや違う。ジャミーはヒロインなんだよ! フリーデンの看板娘なんだよ!! と確信しましたが。サリーちゃんのパパことグリーツさんは結構好きだったり。一刻を争う作戦の中、弟から兄さんに情報は筒抜け。ティファがさらわれるのに「絶対安静なんだぞ!」と叫ぶ医者が好きだ。何か王道の幕引きで続く。次回は更に燃え!

◆本日の更新:とびだす。:CS更新。ドーザ様ごめんなさい。

 02月08日(土):SEED PHASE-19「宿敵の牙」(ネタバレあり)

 キラとカガリは街へ買出しに、バジルール達は水の主との地下交渉に行きました。街は一見平和でしたが、そこは砂漠の虎の根城でした。護衛という名の荷物持ちをしていたキラは、カガリとお茶をしました。ケバブにはチリソースだというカガリに、通りすがりのみょーなおっさんがヨーグルトソースだと言って譲らず、キラはミックスで食べることになってしまいました。そこへ、アンチコーディネイターなブルーコスモスのテロが襲い掛かりました。おっさんを狙ってきたのです。おっさんと部下と、そしてキラの活躍で三人は何とか無事でした。おっさんは二人を館に招きました。

 アークエンジェルでは、ストライクのコックピットでキラが寝泊りしていたことが分かって、艦長やフラガ少佐は改めてキラのことを思うのでした。バジルールたちは「地下水脈」を通じてモルゲンレーテ製の純正部品などをムチャな値段でとはいえ手に入れられて良かったのですが、キラ達が帰ってきません。キラ達を心配する皆をよそに、ストライクが勝手に動き出しました。何かに焦るように、サイが乗り込んでいたのです。ですが、サイにはストライクを動かしきることは出来ませんでした。フレイは、そんなサイを見ていて、プイっと走って行ってしまいました。

 おっさんの館で、カガリは汚れた服を着替えてドレスを着せてもらいました。おっさんはキラにコーヒーを勧めて、くじら石の話を始めました。二人と話をしているうちに、おっさんはキラをガンダムのパイロットだと見抜きました。おっさんはあの砂漠の虎だったのです。敵同士と分かれば、お互いを滅ぼすまで戦わなくてはならないのでしょうか。二人は、おっさんの館を後にしました。

 ……この方が書きやすいなぁ(^^;

 GX見てるから余計そう思うのかも知れんけど、やっぱタルいんじゃ。
 いやこういう話が悪いとは言わん。おっさん見てて楽しいし、カガリがお嬢様だという示唆まであって、そういう含みは面白いと思う。#4「サイレントラン」とか好きなんですよ。
 でもこういう進行ばかりじゃなぁ、とも。でも予告を見る限り次回ものんびり進行みたいなんだよなぁ。ゾイドとかやってた枠の番組とは思えんのですわ。ガンダムがこけて終わりじゃ、ガンダム売れないですよ? つーかガンダムフレンズが本編より面白く思えるってのは、ちょっとまずいんじゃ。って視聴者の心配することかい。

 02月09日(日):春様とエンプラ#13「遥かなる友へ」"Dear Doctor"

 何故か、夢に春様登場。尾張藩第七代藩主・徳川宗春こと、春様。大河ドラマ「八代将軍 吉宗」での中井貴一の春様でさえ見たこともないのに春様だと認識。
 何と言う脈絡のなさ、と思いつつ窓を開けたら、そこは春。なんとなく納得。

 思えば、清水義範「尾張春風伝」(幻冬舎文庫)を読んで約1年。それまで全然知らなかったのにすっかりはまってしまった春様。稀代の風雲児、まさに春風のような春様。徳川家康は三河者だけど、尾張の春様は傾き者。派手好きで、吉宗の質実剛健な倹約政策に真っ向から反対するような消費経済奨励策を取った殿様。時代を先取りしすぎ、見通しが甘い、なんて批判はいくらでも出来るけど、やはり春様は良い。「尾張春風伝」は、享楽の時代である元禄の後の享保年間を描いた時代小説でありながら、バブルの後の空白の時代の空気までも映しているようにも読めて。

 春様関連でまだ読んでない本が沢山あるのに、とりあえず清水読みとして最近げっとしたのが「偽史日本伝」と「開国ニッポン」。どちらもパラレル日本史で、あの「金鯱の夢」と同じ集英社文庫。春様がお出ましなので即買い決定。色合いは違えど、さすが春様という感じで堪能させていただきました。やぱえぇわ、春様。星野織部も良いんだよなぁ(^^)

 で、久々にエンタープライズを見たり。ドクター・フロックスが地球人のドクターに宛てた手紙の形式で、最近仲の良い女性クルーの話を交えながら、危機的な伝染病に冒された種族に対する日々を描く物語。あぁ、こういうことがあったから後で"Prime Directive"と呼ばれる条項が出来るのかと思わせる作劇に頷く。フェレンギの名前がこんなに早く登場するのもさすが。過去に描かれた「未来」は周知のもの。けれど、歴史の改変が行われつつあり、整合性が合わなくなってもOKになっているのもさすが(^^; で、やはりこちらも「まんてん」同様、終幕後にコロンビアクルーへの哀悼の辞が。彼らと同じ、星を目指すものだから。

 02月10日(月):GX第五話「銃爪はお前が引け」@ANIMAX

 今回はとにかく超燃え。音楽も燃え。

 あにあにの攻撃を寸での所でかわすシンゴ。やはりフリーデンはこの人でもっているんだよな。GXで出撃しようとしたガロードが、ジャミルに何故戦うのかと問われ、結局「好きになっちゃったんだから、当ったり前だろうっ!」と答えるのが良い。そんなガロードにジャミルは「ティファを頼む」と言い、Gコンを渡す。「私にもあんな、がむしゃらな頃があった……」述懐するのは良いけどさ、ジャミー。写真立てに割れる素材はやめた方が良いよ? つかあの写真って(以下略)。

 アルタネイティヴの手に戻ったティファは解毒処置を受ける。垣間見えるティファの過去。怯えているのがお約束だが可哀相。ティファが戻ればMS乗りなど用済みと、旧革命軍の残したMAグランディーネの砲門が兄弟のMSに向けられる。戻ってきたウィッツとロアビィも含め、フリーデン側は防戦一方になる。その最中、ティファからジャミルに思念が届く。突然飛び出していくジャミーを見て、キャプテンやばくなる一方じゃんとかトニヤ達は思っとらんのか(^^?

 ジャミルはGXに辿り着き、ガロードに力を貸せと言う。ティファの思念を頼りにサテライトキャノンの狙いをつける、自分では撃てないから、銃爪はお前が引けと。手の震えが止まりませんってあーた、とか要らんツッコミを入れながらも、ここからの一連のシーンはとにかく燃える。動けないGXを守るウィッツとロアビィ、そして三人の力が一つになってサテライトキャノンが発射された。グランディーネとアルタネイティヴ達は白い光の中に消え、ラボも炎に包まれる。炎の中から綺麗な顔で歩いてくるティファが恐い。何で無事なんだかなーこの子は。解毒処置とか言ってたけど、みょーに強化されとらんか? そして、いつか見たあの夢の通りに、GXがティファの前に現れる。ガロードは一緒に帰ろうと言う。ジャミルの所に。

 共に戦ったバルチャー達、そしてウィッツとロアビィもまたフリーデンと別れていく。おいおいここでお終いかい! と言わんばかりの見事過ぎる幕引きですが、まだ第1部完なだけなんで〜。あーでもやっぱ連続して見てると良いですわやっぱ。1週ずつ見てたらタルいと言われても仕方ないんですが、本放送見てた頃は1週で3・4回は見てたくらいで全然タルく感じなかったです(^^) しかし1000文字制限じゃ書き足りないですよ。

 02月11日(火):GX第六話「不愉快だわ…」@ANIMAX

 動力炉で部品を漁るエニル達から第2部の始まり。100億の人口が死んだ後で環境破壊もあったもんじゃない、といった感覚がこの世界ならでは。GXというよりガロードの写真を見て仕事を引き受けることにしたエニルは紅を差す。

 ティファの部屋を伺うガロード達。覗けてラッキーと思いつつ、計算が狂ったとガロードは頭を掻く。前回のらぶらぶムードからの落差が何か可愛いぞガロ助。フリーデンはバルチャーのお仕事で、こちらは旧連邦のMS工場漁り。ドートレスを回収するのにGXで牽引……最強のガンダムの名が泣くぞ。ところがガロードはティファのことで頭が一杯で注意力散漫、工場に居たクルー多数に怪我を負わせてしまう。あれで皆軽症で良かったねぇ。医務室まで来たガロードだが、謝辞もなく走り去る。憤慨するクルー達に、医者は「あれで精一杯なんだろう」と庇う。空に満月って一月経過?

 ガロードを元気付けてあげて、と、トニヤがティファにメイクを勧める。どうも気乗りしないティファだったが、トニヤが去った後でリップスティックを手にする。一方、医者と艦長は昔話。「あんた15の頃、何考えてた」第三話じゃお前で今回はあんたかよ! 「生きることだけを考えていた」という艦長に、自身の初恋を語る医者。ガロードをふと思い、「気持ち、有り余るんだよな」というのがまた良い。ジャミルのガロードはお咎めなしという判断はミスジャッジかも知れんぞ、という医者の指摘は当ってしまう。ここまでM13流しっ放しなのがまた良い。

 ガロードはミスを取り返そうとして、単独で動力炉を目指す。暴走を恐れて、バルチャーでも近づかない場所へである。ジャミルはドートレスでGX救出に向う。キッドはコックピット恐怖症のジャミーがドートレスに乗り込むすったもんだを見てたのか、羨ましいぞ。ジャミーが震える手で操縦桿握ってるのも良い。

 ジャミルが命を掛けているのにルージュを引いているティファを見て、サラは「不愉快だわ」と口にする。動力炉で、後を追って来たエニル達に襲撃されるガロード。命賭けの戦闘の最中、動力炉の暴走が始まり、GXにドートレスをしがみつかせて「ここは危険だ!」と告げるジャミル。ってあーたその格好。必死に逃げる二機だが「黙って走れ!」って、エルガイムみたくがっしょんがっしょん走ってたら良かったかもですが。爆発が迫ってぴーんち! って所で続く。M50好きだ(^^)

 02月12日(水):GX第七話「ガンダム、売るよ!」@ANIMAX

 動力炉の爆発から逃れるためにサテライトキャノンを推進力に使ったはいいが、飛んできた破片がドートレスのコックピットを直撃し、ジャミルは重体に。避けるとかできんかったのね元連邦のエース。

 ジャミルを連れてフリーデンに戻ったものの、言葉もないガロードに、サラの叱咤の平手が飛ぶ。傷心のガロードがティファの部屋を訪ねても、「今は、誰にも、会いたく、ない……」という声が。ルージュの一件でティファも動揺したままで余裕がないんだけどさぁ(;_;) で、手術は無事終了。気になって様子を伺うガロードの耳に、サラ達の会話が届く。何故ガロードはあんなことを、という話で、キッドは「ティファに良い格好見せたかったんだろ」と言うんですが……ごめん。これだけはどうにもキツイよ。所詮キッドも子供なんだよなぁ。残酷なまでの誤解なんだよぉ(i_i) 尤も、そう見せちゃうガロードの不器用さというのもあるにしても。

 で、医務室で寝ててもグラサン着用なジャミー(^^; そう簡単には外しません。 ティファが見舞いに訪れて、そっと手に触れているのを覗き見してしまったガロードしょーっく! そこへ医者が「そこで何をしている」と声を掛けるのに目がウルウル。いよいよ船出決行、シンゴの「戻ってきたら」という台詞に脳内で「修正してやる!」と続けた自分はΖの見すぎ。で、トニヤは鋭かったと。

 これからどうしたら、とGXに話し掛けるガロード。勇者なら答えてくれるのにね。で、ガロードは昔通り一人で生きていくことを決め、そのために「ガンダム、売るよ!」とオークション決定。そっか、情報屋はここまでは出番あったんだ。先にロアビィのレオパルドも扱ってたメンテ屋の親父、次回もお楽しみに(^_-) で、オークションではおっさんが1億で落札するも、Gコンを持ち出されて、全部で3億でエニルが落札。このあたりのやりとり、ガロードのキャラがよく出てます。α外伝も楽しかったけど(^^;

 一方、ロアビィはMSなしになったフリーデンに御指名。バルチャーサインってそんな細かい話できるんかい。見える範囲に居て良かったねぇ。隠し金塊をザコット一味に奪われたウィッツは追撃行。炎の時計部隊に焼かれてピンチ。ガロードはエニルに夜這い掛けられてこちらもぴーんち! で続く。

◆本日の更新:カミラボ:Ζ小説up。

 02月13日(木):GX第八話「あの子、許さない!」@ANIMAX

 エニルの手がガロードに伸びる。それを遮る冷たい銃口。エニルの表情は一度豹変する。今回ほんとキャラの表情が良いです。「一人ぼっちは寂しいものよ」エニルの手の動き、ガロードの顔の赤味、そして銃声。GXは美術と色彩設計もシリーズの他作品とは文字通り色合いを異にしていて好きです。緑色の闇とか、今回のこの一連のシーンの赤い色調とか。エニルが低く呟く「あの子、許さない!」は予告の方が好きかも。

 炎の時計部隊に囲まれたエアマスターに助太刀した謎の飛行機には兄弟が。ウィッツはお宝を預けようと、フリーデンに向うロアビィと合流。中身が金塊だとバレて(毎回量が違うが)「お前のこと殺しちゃおっかな〜」なロアビィがおかし。家族写真を届けたトニヤは、ウィッツの末弟がコロニー風邪で死んだことに触れてしまう。Gガンで出てきたコロニーウィルスみたいなもんか?

 艦長の経過は順調。さすが戦中派。医務室にサラが居たので、立ち去るティファ。医者はサラに「顔、キツくなったな」と。なのにロアビィは「綺麗になった」と軽口を叩いてしまい、サラに詰問されうろたえる。ティファが再訪、医者はひとの気持ちを分かるよう諭す。「大人になるとな、ひとに言えないことを沢山抱えて生きなきゃならん」この艦は医者でもってます。ここで、ロアビィが抱えているものはまだ出てきませんが。

 前回のメンテ屋にまた客が。ガンダム続きで良かったね〜親父。一方ガロードはオークションで最初に落札したおっさんに狙われピンチ。そこを救うのがまたしても兄弟。19歳が15歳にたかってるんで、当時兄弟貧乏説が出たのでした。で、三人でテーブル囲んで、「僕達の美学のために」ガロードは死ぬまでGXに乗れ、という。あにあにの足ってヴァサーゴの腕よろしく伸びるんだろーか。

 その頃、エニルはガロードをおびき寄せるためにフリーデンに仕掛けていた。「逃げて!」と危機を察知してサラに飛びつくティファ、割り込まれて憮然とするもロアビィは奮戦。男の子の本能ですな。兄弟に、GXもフリーデンも関係ないというガロードだが、フリーデンの事を言いふらす情報屋の言葉に反応する。「ガロード・ランは必ず来る」と、炎に包まれるフリーデンを見下ろすエニルが恐い。兄弟は先にガンダムで出て行き、ガロードも「行くしかないのか……行くしかないんだ!」と心を決めて、続く。次回タイトルはついに医者!

 02月14日(金):GX第九話「巷に雨の降るごとく」@ANIMAX

 炎に巻かれるフリーデンを前に、ガロードの胸に去来するいくつもの場面。まだ、その一歩を踏み出すことが出来ない。辛いね。そして赤い空にXの影が飛ぶ。あー勇者が居るー。「じゃっじゃじゃーん!」と登場するのが、ガロードなりの照れ隠し。可愛いねぇ。今回よく崩れてます。でも決める所は決めてます。しかしエニル恐。

 艦長代理のサラは、湖を見つけてそこへ退避することを決める。ジャミルがサングラスを掛けたまま目覚め、ティファの艦を止めろという意見に同意する。ティファの意見がなくても判断は変わらないとジャミル。分かりやすい罠。

 湖の上に人影。ザコットを持ち上げて艦が姿を見せる。予告で既に騒いだけど、やっぱ笑えるわこれ。ザコットの好きな燃える演出の灼熱の湖。ジャミルに大丈夫だと言われ、ティファを振り向くサラ。医者が怪我人対応で出て行ったのを見て、ジャミーが動く。何故ここでブリッジでなく甲板へ出たのかは、煙とナントカは高い所が好きだからか? あーもうこの電波艦長は手の掛かる患者だ。

 で、今回もガロとジャミーの共同作業。ザコットに対抗したのか湖上に佇むGXが謎だがイイ。ジャミルの「発進」命令で艦を後退させるシンゴ、タイミングを計って信号弾を撃つジャミル。ガロードはサテライトシステムを起動させ、照準用レーザーが届いたのを確認して全速で離脱、4.03秒後に湖にマイクロウェーブが到達し水蒸気爆発が起こる。先の動力炉爆発に対し、こちらは燃え盛る炎も一気に消して環境に優しいかも知れない爆発でした。第2部でのサテライトシステムは、GXを知り抜いているジャミルだからこその運用で。ガロが自分で使いこなせるようになるのは、もっと後のこと。

 そして雨降って地固まる。肩を貸す医者に「すまん」と言うジャミル、ただ微笑む医者。うぎゃー。ランボーだヴェルレーヌだというのが拍車掛けてます。ぁぅぁぅ。でも好きだ。で、兄弟の美学は崖が好きってことですか。ウィッツとロアビィはフリーデン専属になり、○△から急激に進歩したティファの絵でフリーデンの行先が決まる。サラは口紅を変え、少年は少女と〜ってこのラスト、好きだなぁ。ほんと。第3部はついにNT登場。

 02月15日(土):SEED PHASE-20「おだやかな日に」(ネタバレあり)

 久しぶりにアスラン出てきたと思ったら、お姫様のお家へ行ってお茶しただけですかい(^^; はしゃぐハロ達に呆れるアスラン。って、作ったのはあんたでしょ。ハロ+ヒゲにゃ笑うしかないものの、二人のお話の主役はやはりキラ様なのでした。などと、婚約者同士は仲良くやってるみたいですが、親御さん同士はそうでもないようで。何をそう焦ってるのかと思いきや、なるほどそういう事情が。いや丁度今日、クローン羊ドリー安楽死のニュースがあったなぁと。仮面さんは今日もクスリ頼みで苦しんでますが、呪詛の響きを持って語られる名に向ける顔には例の笑み。ぅゎーぃ、どろどろ〜。一方ニコルもお家でピアノなど嗜み。えーとそっか、あとの二人は地球でしたっけ。アスランの回想、その小学校の校庭みたいなの、何処よ。

 天使様御一行、サイは前回の一件で一週間拘禁。カズイが食事を持ってくるものの、キラは顔を見せない方が良いといわれ。サイはその後食事に手も付けず膝を抱える。仕方ないんだけどさ。カガリはシミュレータでトップの成績。「軍人のくせに銃を撃ったこともないなんて」とミリアリア達をなじるがそちらも仕方なかろうて。でも戦争してるって緊張感がないという指摘は正しすぎる。つか、それお話の進行に言いたいんだが。

 艦長以下は作戦の相談。こうのんびりしてられるのも相手があのおっさんだからなのか?──逆だろ。いやその、のんびりはいいんだけどこう続いてると戦争やってるって忘れそうなのよ。で、フレイがキラに迫るも、キラはフレイを避けるようになって。アスランといいキラといいサイといい、皆一人で悩むしかなく。ま、SEEDはこういう話なんだと思えばそういう納得も行くんだけど。でも、命のやり取りなんぞをする羽目になってこその悩みのはずなので、その背景放っておいて悩むとこだけ見せられ続けてもさ。プラント側でお話がちらっと進む気配があったから、ま、良かったか。演出関田修さんだけど、動かんのは脚本の問題か。

 結局ストライクはデッキで立ったまま。ザラ父の見てた資料で動くイージスとか出てただけで、ほんっとガンダム様の出番ありません。いや別に、ガンダム様動いてなんぼ至上主義ってのでもないんだけど、お子様ついて来れないよこれじゃと思うので。さすがに次回は動きがあると信じたいんだが〜予告にプレゼント告知ついてるとそっちの方が気になって予告印象薄いわね。

 02月16日(日):「誰が求める戦争か?」

 「もし次に戦争が起こったら、それは僕らが求めた戦争だ」──GX第三十六話より、オルバ・フロスト。こういう展開をする物語ってのも珍しいとは思うんですが、昨今の情勢見てると、ほんと、誰が求めてるのかと思うことしきり。戦争で利益を得ることが見込めるからこそ、それは求められるものであり。そして、求めるものは直接不利益を被る所に居ないのが常。フロスト兄弟は前線に居ましたが。

 日本がアの国の顔色伺ってるのを見ると、清水義範「開国ニッポン」(集英社文庫)の解説で、岸田秀氏の「黒船コンプレックス」(黒船が日本人に与えた影響をトラウマととらえる、というもの)が紹介されていて、それを延々引きずってるのか? とも思い。でも開国して間もない頃の日本人はもっと誇りを持ってたように思えるので(鹿鳴館とかはともかくとしてだ)、やはり「敗戦後」の萎縮の方が大きいのかもとか。その上、朝鮮戦争の特需景気があったからこそ戦後の復興があったんだもんな、アの国に足向けて寝られんわな。ってそれだけじゃないんだろうけどさ。

 結局、「次の戦争」が起こっても、日本は今のところ憲法上他国へ武力行使できないことになってるんで、ま、それでも協力しろと言われて何だかんだ言って手を貸すんだろうけどさ、戦場で直接人殺しはしなくて済む立場なんだよね多分。で、「勝つことが見込まれる立場」についてりゃ、「戦後」の利権を何がしか見込める訳で。って考えてると凄く嫌になってくる。戦争ってのは人殺しなんですよ? 「空爆」って言ってるのは攻撃を仕掛ける側の言葉であって、受ける側からは「空襲」って言うんですよ? かつてアの国による空襲を受けた国の人間として、更なる犠牲者が出るのに手を貸すってどうなのよ、と、こういう場面では被害者の立場に立つことも必要かと。かつて加害者の立場にあったからこその動きも求められているはずなんですが。何つったら良いのか、嫌だなぁ、ほんと。

 先日の新聞の投書欄、世界には貧困に喘ぐ人々も居るのに宇宙開発を進める意義を問うものがあったけど、宇宙から見た地球には国境線がないという視点を持つこと、冷戦期の米ソの頃とは違って今のISSは目に見える国際協力の場であること、前向いて進まないと人類は停滞するということは意義なんじゃ。大体、宇宙開発より莫大な予算つぎ込んでる軍事費を削る方が遥かに意義がありまっせ。

 02月17日(月):GX第十話「僕がニュータイプだ」@ANIMAX

 第3部開幕。フォートセバーン市民の前に立つカリスの言葉で、1stそのまんまのようなニュータイプ論が語られます。

 ティファの絵から動き始めて1週間。そうするとまた月の形が違うような……やめとこ。艦長はブリッジに復帰してるからやっぱ戦中派は丈夫なのか。求めるNTが悪人だったら、と言うトニヤ。この人の鋭さと目の良さはまさか(んなこたねぇ)

 キッドはMSの寒冷地仕様への対応を指示。ガロードに「キープしといたすんげぇパーツ」を見せてGXの改良を求めるが、どうも相手にされない。しかしまー、ほんとキッドは、1/1「プラモウォーズ」(当時ボンボン連載のガンプラマンガ)の主人公なんだな〜「ゾクゾク」してる顔がイイ。

 ロアビィは長期契約ということで私財を投げ打ち娯楽室設置。女性は会費無料ならキャプテンの許可を取るというサラ、彼女を見て変わったなというウィッツ。良い感じです。ビリヤード勝負で無料を勝ち取る悪徳医者カッコ良い。ウィッツの持ち込んだ木彫りの熊を見て「ださださ!」と言い切るトニヤ。別に良いんだけどそれエアマスターに積んでたのか? ティファを誘うガロード、扉の前で身だしなみを整えるのが可愛い。で、ティファのお風呂〜可愛えぇ。後で「同伴」で現れる二人も会費無料。どうなるんだこの娯楽室は。でもその後皆の憩いの場になって良し。ガロードと並んで座るティファはニュータイプの存在を感知。甲板でその感覚を追うティファを気遣うガロードがとにかく可愛い。

 待ち伏せしていたボーダーなMSがフリーデンに迫る。出撃すれば負ける、とガロードを止めようとするティファ、「俺、信じてるけど、越えてみたいんだ!」と出て行く、これでこそガロです(T_T) 「負けられない、負けたらまたティファが遠くなる!」とガロード。「ガロードは敵と戦っているのではない。NTという言葉と戦っているんだ」とジャミル。結局、キュベレイを思わせる白いMSベルティゴにメタメタにやられてしまうGX。カリスが「特別な力」でGXを屠ろうとするのも、全てはティファを求めるが故に。「立て! ガロード! 立つんだ!」(ジョー!)と艦長以下が声を掛けるもガロードは気絶したまま(えらく萌え)。その様を脇で見ているエニルが恐い。どうでもいいが、シンゴそこで何しとるんだ。ガロード絶体絶命! で続く。あぁ少年マンガの王道。

 02月18日(火):GX第十一話「何も考えずに走れ!」@ANIMAX

 カリスの意思を受け、自ら彼の元へ赴くティファ。なすすべもなく見送るしかないジャミル。ガンダムは3機ともメタメタ、パイロットも同様。特にガロードは精神的に参っているのが痛い。ボロボロのGXを見遣り、これ幸いと(違)改良を上申するキッド。承知したジャミルは、キッドと医者に頼み事をする。ドートレスの前で荒い息をつくジャミー……萌え。

 ティファを連れ、カリス凱旋。しかしティファは心を閉ざす。ノモア市長はカリスにティファとの共鳴を恐れ、接触しないように言う。ティファの部屋の前まで来て、彼女の横顔を伺うカリス。「仲間だから?」それだけちゃうねん、君も年頃やっちゅーねん。一方フロスト兄弟は新連邦のアイムザット総括官から補給を受け、「復讐に燃える者」が動き出す。

 ガンダムの整備にメカマン軍団総力戦。次々と倒れるメカマンを診る医者が一番タフかも。すんげぇパーツの山がディバイダーに纏まるのも何か凄いが。しかしガンダムは直っても、ガンダム坊やは沈んだまま。胸座を掴んだジャミルが「話がある」と駆け落ちに(大違)連れ出す。「女一人取られたくらいで」って、あの、オスカー様?(違) 「特別な力なんてないし」というガロードに「特別な力か」と言えるのはジャミルならでは。Gコンはもう必要ないだろう、とガロードの手から奪い、凍った湖面に放り投げる。友人のネタだが、氷の下に落ちたらどうする気だったんだよジャミー(^^; Gコンを取ってくるのに「特別な力は要らん」というジャミルは一人で行ってしまう。ガロードは一歩一歩、氷の上を歩き出す。ジャミルが投げた位置より遠くに落ちてるようなGコンを手にして、喜ぶのは良いけど踊るなよガロ助。氷にヒビが入り、うろたえるガロードの耳に声が届く。「何も考えずに走れ!」足元まで氷が割れたのと、ジャミルの手が届いたのが同時。「俺、走るよ!」良い顔だよ、ガロ助。

 一度医務室に収容されるも太腿にドライバー突き立てて出血させてまで整備を終わらせたキッドと彼を抱える医者に頷いて、ガロードはGX-DVで出撃! は良いんだけどさ。ちょっとこのあたりから作画に不満が。ゲテモノガンダムの前に立つGXもうちょっと格好良くならんのか〜ラストはどうにもずっこけてるように見えちゃうんだけど、これは仕方ないか(^^;

 02月19日(水):GX第十二話「私の最高傑作です」@ANIMAX

 で、結局ずっこけるGX。でも天才的な順応性で次第にディバイダーをモノにしていくガロード。UCなら立派にニュータイプ扱いだが、この世界ではそうではなく。撤退するも「負けたと思われたくないんだ!」と熱血る弟、それを庇ってハモニカ砲を喰らう兄は重傷。「痛みは僕にも伝わっているから」とは弟の言。兄弟が去って、先走り掛けるも、今の自分の限界を知るガロードは思い留まる。これが出来るのが凄い。普通パワーアップしてたら先走るぞ。所でGX-DVをパワーアップと見切るの早いよ兄さん。

 フォートセバーン市で情報収集をするサラとトニヤ。市民のざーとらしー解説はともあれ、フリーデンは悪役決定。ティファとカリスの写真を見て飛び出すガロードを、ジャミルは「身一つで行け」と許す。ってバギーは身に含まれるのか。見送る医者と艦長の会話が良い。「15歳なんて半分子供だ」「後の半分は、大人だ」二人の見方の違いが端的に出てます。どちらか一方では足りないんです。

 潜入話はよくあれど、ガロの能力の高さは中々のもの。お色気姉ちゃんと市長の会話を盗み聴き。「カリスって子は、博士の作品なのでしょう?」「私の最高傑作です」ここで来ましたかこの台詞は。人工ニュータイプっていうのは早い話が強化人間に相応する概念で。旧革命軍の市長の望みは人類の粛清。15年前に失敗したライラック作戦が甦ろうとしている、そこまで聴くも見つかって追われるガロード。

 フォートセバーン市に動きあり。窮地と思われるガロードを救おうにも、弟の来襲で二機のガンダムは足止め。そこでジャミルが立ち上がる。

 ガロードを感じたか、扉に駆け出すティファ、遮るように立つカリス。この辺のやりとりが、能力者同士の緊張感があったりして。そこへガロードが辿り着く。何でティファの居場所が分かったのかは訊くな、愛の力だ(笑) そりゃ警備が居るってのはあるけどさ。ガロードはカリスに「お前は騙されているんだ!」と市長の話を告げる。だが、カリスは既に知っていた。それならティファも否定すべきだと言うカリスに、ティファは「わたしは、あなたとは違う」と応える。カリスは、市長から「自然環境下でのニュータイプの発生はあり得ない」と言われていたが、それがティファの言葉で否定されてしまったのだ。そこへ銃声が割って入る。復讐に燃えるお色気姉ちゃんの銃口がガロードに向けられた! ──で、続く。

 02月20日(木):GX第十三話「愚かな僕を撃て」@ANIMAX

 ガロード絶体絶命。しかし絶好のタイミングで(またかよ)弟機が市街に入り、市庁舎も爆撃に揺れた。ティファがガロードを押し倒すのに、ティファの頭をちゃんと庇ってるガロが良い。改めて騙されていたことを知るカリスに、ガロードは一緒に逃げようと手を差し伸べる。きょとん、とするカリスが可愛い。しかしカリスは動けず、ガロードはティファを抱いて窓から飛び降りた。下に雪積もってて良かったねぇ。二人は弟機と交戦するGXを見る。パイロットは?──そうです。「あの人です」あーもぅ格好良いじゃんよジャミー(T^T) 医者とキッドよありがとう。

 出撃するカリスは混乱していた。自分の全てであった市長を信じられなくなったからだ。それでも今は任務を遂行しようとGXに応戦するが、何せ相手はジャミルだったりするのである。ビットを撃ち落すGXにカリスは驚愕する。相手はニュータイプとは感じられないからだ。ガロードはジャミルがニュータイプだからかと思うが、ティファは「あの人は力を使っていません」と否定する。精神波でコントロールされていても物理的な動きだとジャミルは言い切り、ガロードの目にもその軌跡が「見える!」(『私にも敵が見える!』と何人叫んだか(^^;) 両者が交差した刹那、ベルティゴの動きが止まる。シナップス・シンドロームの苦痛がカリスを襲い、彼は撤退していった。

 Gコンをガロードに返すジャミルって元々あんたの私物じゃん。そしてガロードは市長の真実を皆に話す。ガロードは、市長の事はともかく、カリスとは戦いたくないと言う。自分も力を欲しいと思ったのは彼と同じだからだ。

 シナップス・シンドロームの処置を受け、カリスは市長に向き合う。信じていいのかと。席を立ったカリスはそこでようやく市長の心を知る。ベルティゴを駆り、カリスはガロードを求めた。氷の湖を引き合いに「戦うことが優しさ」だとジャミルに諭されカリスに応戦し、ビットを撃墜するガロード。二機は吹雪の中で斬り合い、GXが勝利する。穏やかな表情のカリスは、弾を抜いた銃を構え、ガロードを待つ。「ガロード、愚かな僕を撃て」ハッチを開け、向けられた銃口に、反射的にガロードは銃を抜いた。戦後世界で生き抜いてきたガロードとしては残酷なまでに当然の行動だった。血に染まった胸、閉じられる瞳。雪原にガロードのカリスの名を呼ぶ声が響く。──次回終幕。

 02月21日(金):GX第十四話「俺の声が聞こえるか!」@ANIMAX

 フリーデンで手術を受けたカリスは一命を取り留めた。医者ありがとう(i_i) ガロティファがずっと待っているのが可愛い。しかしカリスは自分は死ぬべきだと一人雪原へと歩む。ティファと共に彼を追ったガロードは、「死んで全部チャラになるなんて思うな!」とカリスの甘えを叱咤する。ガロ偉い! 生きろ、というガロードに、こんな自分を受け入れてくれるのかとカリスは問う。頷くガロードに、カリスはそっと微笑む。「ティファにはちょっかい出すなよ」と釘刺すガロが可愛い。肩を貸して二人が立つ。そこにMSが迫る。エニルはカリスを奪回し、市長はパトゥリアのシステムにカリスを組み込んだ。あのーカリスはまだ血がぽたぽたの重傷じゃ。

 15年の時を経て復活したパトゥリア。街を地下から破壊して現れたその巨体は、カリスが守ってきたはずの街を炎の海に変えていった。「戦争の亡霊が取り付いているんだ」ガロード達はパトゥリアに立ち向かうが、その絶大な能力に翻弄される。フリーデンではキッドが収容したベルティゴを見て「売りに出すならもっとカッコ良くしなきゃ駄目かな」とか言ってるが、そのまんまが一番美しいと思うよ。

 システムに消されていくカリスの心は、助けてと悲痛を上げる。パトゥリアを止めるにはカリスの心に懸けるしかない。「カリス! 俺の声が聞こえるか!」ガロードが叫ぶ。あっという間に修復したベルティゴで(毎回凄いよキッド)ジャミルがティファを連れ参戦(何気に色々乗ってるな艦長)、彼女の導きでガロードはパトゥリアに取り付き、カリスのカプセルを奪った。常軌を逸し始めた市長は、もう終わりだと言うエニルに銃を向ける。チャンスを得てエニルが逃げる折に銃声が響く。市長は自害して果て、パトゥリアも燃える街に墜落していった。

 カリスは別れを告げる。あの街へ戻り、全てを話す義務があると。許されるのなら街の復興に一生を捧げたいと。それが死なない代わりの贖罪。自ら望んだ力の故の後遺症という重い十字架をも背負い、カリスは生きることを選んだ。でもその顔は明るい。「希望は、あります」というティファの言葉の通りに。何て高潔な少年なんだろうかカリスは。でも、カリスにその力を与えたのは間違いなくガロードとティファなんだよな。この健全さがGXの魅力であり、ラストで繰り返されるNTの定義ナレがGXの結論への道標でもあって。第3部完。

 02月22日(土):SEED PHASE-21「砂塵の果て」(ネタバレあり)

 やっとこさ虎との決戦。「バーサーカー(狂戦士)」とは何かとフラガに問うキラ。Gガンから見直して来い! じゃなくて、安易に人に訊く前に、まず自分で調べるのが筋だろうて。因みにフラガさんも虎さんと同様ヨーグルトソース派だそうで、一度この二人の一見のほほん裏はどうだか、な会話が見てみたかったかも。

 ジブラルタルからお荷物(違うのか?)到着。この二人が今まで大人しくしていたのが不思議なんだが、そう時間経ってないって可能性もあるのか。その辺がよく分からんのよ。一応暴走してはくれましたけど。沈んでんじゃねーよ、って、キラはやはり特別のようで。

 で? 激ヤセブレードライガー(大違)+虎用ラゴウ(怪しいウイルス持ってそうな名だ)に苦戦するストライクは電池切れ。ついに電池の出番か? と思いきや、あっさりバーサーカーモードで電池の要らんナイフでぐさーで尾張。この使い方は正しいとは思うんだけど、出撃前に2機のスカイグラスパーにわざわざ両方用意しといたのに換装なしなのが寂しく。いやま、カガリが2号機で飛び出してソード使ってましたけど。しかし片手でAA引き止めるとはカガリの怪力恐るべし(多分違う)。結局虎さんの名前がイマイチ覚えられないまま、アイシャ(こっちは覚えた)と手に手を取って光の中に消えておしまいに。どう見てもこの話がヤマなんだけど、なんかこう、この1話だけ浮いてるというより、先の2話が余分に思えるほど。でも、先の2話を抜いても話が通じないみたいだし、1話でまとめられれば充分だったのになぁ。

 つか、今回出撃前のアフメドの母とカガリのやりとりを見るまで、そういえば3話前でアフメド君お亡くなりだったと忘れてたくらい、カガリの緊張感ってのも怪しげで。カガリよお前もか、の気分。サイはあっさりCICに復帰しとるし。1週間経過じゃなくて戦闘なので、だろうけど。とか、何だかんだ書いてる割には、本編は結構騒ぎながら見てたりするんで、楽しんでいるんでしょう(^^; とりあえず次回は紅海。

 02月23日(日):一週間

 GX日記になっとるんでフツーの日記が書けなくなってしまっていたり。

■世界:「国際協調」って何だろう。とほ。
■韓国地下鉄火災:地下鉄サリンから早幾年、日常が地獄になるのはいともたやすく。悲しみの映像には只手を合わせるよりなく。今回は放火犯だけの責任だけでない人災の部分が大きいようで、日本での対応も見守るべき所。普段非常口なんて気にしてないですよ。
■今月のコミックボンボン(第一報):武者○伝2終了。終幕のネームの多さはGXを思い出しましたが……おつかれさまでした。3も楽しみです。フルカラーは台詞当てしたくなり。そのくらいちゃんとキャラ描き分けられているのが凄いということなんですが(^^) 3月のキャラフェスでは、あずま先生のサイン会もあるので楽しみです。つか今回あおきけい先生の名前もあるのが嬉しくて仕方ないです(i_i)
■2/22の「まんてん」:電話を受ける陽平さんの左側に出てきた行動予定表の一番上に、「古代 スカンダル」と記載あり。何処まで行っとるねん。
■PPV星矢:ライミ役がウィッツ中井さんだった模様。って、相手のムウ様はロアビィ山崎さんじゃん! とGX祭中に大受け。わーはははー天国なんてあるのかなー。但し童虎=ジャミル堀内さんVSシオン=ドーザ・バロイ様飛田さんは今回出番なし。
■東映チャンネル:3/20からついにシャンゼ放映。シャンゼかチェンジマン掛かるなら加入すると決めてましたが、シャンゼDVD予約したし。でもノースクの1・2話は見よう。月刊スカパー! に萩野1pあって嬉しい。
■外科にて:先生がしきりにレントゲン写真の腰椎を見ている。何ぞおかしいんやろか、と思いきや、「あなたの腰椎、6つあるんですよね。普通は5つなんですけど」はい? 「いやそういう人も居ますけど。骨には問題ありませんよ」 脅かさんといてや〜。でも調べてみると腰痛の原因になるとかならんとかあるみたいで、結局よく分からんのですが。診断は筋性腰痛。
 そういえば歯が少ないと言われたこともあったなぁ。こちらもよくあるらしいけど。しかし立っても痛いわ、階段上がり辛いわ、座っているのが一番えらいわって事故って以来ですわ(i_i) って訳でネット落ちしてました。

 02月24日(月):GX第十五話「天国なんてあるのかな」@ANIMAX

 夏休み帰郷編。冒頭は収穫期の農村を襲うMS。折角の穀物焼いたらかんがね。

 さて本編。休暇を貰ったウィッツとロアビィ。文字の読めない道標は天国と地獄か? という冗談を飛ばして、それぞれの故郷へ。ロアビィは籠一杯の赤い薔薇の花を女の子に配って歩くも、黄色い薔薇と酒は本命用。しかしこのアフターサービスっぷりが、いかにもロアビィらしくてイイ。場面転換の度に笑えますが、中にはマジな話も。あんたもウィッツの弟の話聞いたのか。ダチだもんね。

 で、ウィッツは父と末弟の墓参り。そこへ双子の妹登場。農作業中の母と弟妹に会うも、そこで何やら内緒話。墓参りの時の人影といい、視聴者は事情を察することが出来るだけにもどかしい。先行してウィッツの部屋を片付けるも、弟ドラッソの声に写真立てを隠し忘れる長女。ついでにタバコの匂いも何とかしとけ。ドラッソはピアノは片付けられないし、話をした方が良いと言う。ウイッツが家を出てから、スー家の唯一の男として頑張ってきたんだろうなと、アイツという呼び方や話し振りがね。

 ウィッツは久々の実家に寛ぐが、目に見える変化に空気が重くなり始める。「新しいお父さんが居るんだ」ついに出たその言葉にウィッツはカッとなるが、ウィッツの荷物の金塊を盗み見た母も、ウィッツをなじる。MS乗りに殺された父を思い、MSに関わるのは許さないと言う母。父を裏切り再婚した母を許せない息子。

 ロアビィはようやく本命に辿り着くも、そこは墓前。「出来の悪いメロドラマじゃないんだから」そうだねぇ(^^; しかしどういう人だったんだ、レオパルドをぽんと渡した凄い女ってのは。

 家を飛び出したウィッツはバーで夜明かし。店の主人こそ母の再婚相手だった。今は亡き父を思うのは二人とも同じ。「ショーラさんはそんなに強い人じゃありません」そこへMSの襲撃が。ウィッツはエアマスターで撃退する。佇むエアマスターにロアビィの「帰る所がなくなるなんて」というモノローグが被るのが何か好きだ。ウィッツは金塊のトランクを家の前に投下……って危ねぇぞおい。急に羽振りが良くなったりして別の危険もないと良いが(^^;

 二人は道標で再会。お互い自分の方が地獄だったと言う。「天国なんてあるのかな、今の世の中」そしてフリーデンへ帰っていく。何かしみじみと良いのですが、色々後を引く重要な話でもあります。次は海。

 02月25日(火):GX第十六話「私も人間だから」@ANIMAX

 ティファは夢に見た光景を描き出し、新たな旅が始まる。フリーデンの食堂はバイキング形式。「朝の挨拶はおはようだ」って医者何読んでるんだ? ウィッツとロアビィも食堂で食事。ティファとの進展を訊かれ慌てるガロ可愛い。ここでのやりとり、前回踏まえてるのがイイ。ティファに朝食を持っていくものの返事がなく、勝手に入るとティファが倒れている。ガロよ、慌てるのは仕方ないが食事はちゃんと置け。勿体無いお化けが出るぞ。ストレスによるショックとの診断ですが、徹夜で絵を描いててそのまま寝てたんじゃなかったのか←思い当たる人手を挙げて。

 ティファの絵の、竜のような岩のある海岸の探索開始。ここでジャミルの告白。「すまんな、勝手な艦長で」これは艦長→監督変換で高松さんの告白なんだそうですが〜そういう裏なくても、ジャミーのうにゃーな所が出てて泣けるよ。同じ戦中派としては肩叩いてあげたいよ。

 ロアビィが水着発見。重要です。ガロがお目当てのサンルーカス海岸発見。重要です。娯楽室で水着プレゼント。ロアちゃんの特技って。しかもティファの水着までってそれって(以下略)ガロから渡せと言われるも、置いてくるのが精一杯。で、皆で水遊び。

 そこへティファがボートで沖へ。オルク(早い話が海賊)に見つかっては大変と連れ戻しに出るも、もう遅かったり。で、このオルクの船長ドーザ・バロイ様の第一声を聴いて「あなたは何やってんです、そんな所で!」状態。あぁ飛田さんてば芸達者。慣れない水中戦に苦戦するガロードだが、何故かイルカの群れが過ぎると魚雷が逸れていき、その場を脱した。

 ディバイダーとビームマシンガンを回収してきたガロ偉い。海岸でイルカと話すティファを見て、その本来の姿に表情が優しくなるのが良い。「私も人間だから」人間を信じてみたいと言うティファ。急にティファが脱ぎ始めるものだからガロは一瞬真っ赤になって慌てるものの、その後ずーっと見てる割には普通に見惚れているのが良いなぁ。イルカ邪魔! という視聴者の声はともあれ、ファンタジックなシーンなので内容の凄さに対して只綺麗な絵なんですね。

 そして沖合いに白いイルカが現れ、イルカ達を守ってきてくれたことを知るティファ。白いイルカが声を上げると、月面から一条の光が水平線へ吸い込まれていった。──続く。

 02月26日(水):GX第十七話「あなた自身が確かめて」@ANIMAX

 「禁断の月光は水平線の彼方に消えた」という予告は格好良すぎ。白いイルカが心を閉ざしているのを何故かと問うティファ。ティファはイルカには心を開いていたのですが。

 昨晩見たサテライトシステムの照準用レーザーの事を報告するガロード。NTに出会うための旅が始まる。シーバルチャーと落ち合い補給をするフリーデン。ヘンケン艦長似のシーバルチャーに、生きたイルカの脳を使う「Dナビ」と白いイルカの話を聞くガロード。特殊な力を持つために追われる白いイルカはティファと同じだとガロードはジャミルに訴える。「あんただって、NTの力を利用されて戦争させられたんだろ」そうなんだよ(i_i) 見てきたような事を、と言うウィッツにガロードはティファと白いイルカが話しているのを見たと告白するって、それティファのぬぅどを見たと告白したも同然。立ち聞きしていたティファの瞳が見開かれる。「ガロードの話は本当です」「ならば、行こう」としてフリーデンはドーザの魔の手からイルカ達を救うために進路を変える。お目出度い船だと言うのは易いがこれが良い。

 食事を持ってきたガロードは、自分の殻に閉じこもってるのは良くないとティファに諭す。ティファは白いイルカを思い、ガロードに同意する。このプロセスがあるからイルカ編も省けないんだよなぁ。GXに余裕はあっても無駄な話数はないです。

 で、やはり苦戦するGX。レオパルドに水中用S-1オプション付けて出撃するも、エアマスターまで水の中で万事休す。白いイルカは逃げずに惑う。「人間は殺し合いの出来る生き物なの」ティファは問う。「何故って……それは、あなた自身が確かめて」危機にありながら、それでも自分に「逃げろ」と言うガロードが何故戦っているのか、白いイルカは理解し、ガロード達を助ける行動に出る。ここでイルカ様のNT光りが拝めるとは思いませんでした〜。

 イルカ達のおかげで形勢逆転、ドーザ達の船を撃沈するガロード。何でここへ来て2話完結になるかな飛田さんお疲れ様(i_i) 金色の海にイルカ達が跳ねる。あのイルカこそ真のNTかも、なんて言う艦長、イルカは同族を殺す概念は持たんそうだと言う医者。ティファは白いイルカからメッセージを受け取り、命の変革について口にする。そして、食事は持ってこなくていいとガロードに言う。自分で行くからと。手を握りたくて握れない、ガロード可愛いすぎ。次は怪談。

 02月27日(木):GX第十八話「Loreleiの海」@ANIMAX

 冒頭、第七次宇宙戦争の話から奇妙な導入。潜水艦使いのオルクのマーカス・ガイにサルベージを依頼にやってくるオルバ。場所は「Loreleiの海」。

 またも補給のフリーデン。もじもじしながら、手伝いを申し出るティファ可愛い。ガロとキッドが戸惑うも、医者が薬を運ぶよう言いつける。追おうとするガロを医者は止める。「大切に思うのと、大切にするのは似ているようで違う。殊女性に関してはな」ったく医者良いよなぁ。今回の仕入れ話は「Loreleiの海」と呼ばれる海域には幽霊が出るという話。サラがローレライの伝説を話題に出し、医者がそれを受けてハイネの詩を口ずさむ。格好良いぞ医者。突然電灯が消え、悲鳴の後灯りが戻ると、抱きつき3組。サラとトニヤはともかく、ウィッツとロアビィは……α外伝でちとエピ増えてます。抱きついたまんまのガロードとティファが可愛いぃぃ。キッドの悪戯に礼を言う医者。「詩の続き、覚えてなかったんだ」可愛いぞ医者。ティファとガロードのことをジャミルに話すサラ。自分のことに振られると「機会があれば、話す」とだけ答えるジャミル。

 マーカスはGビットをサルベージするも、奇妙な箱を見つける。その中ではカプセルの中に女性が眠っていた。同じ頃、ティファはガロードに不思議な事を言う。何が起こっても驚かないでと。先の話に思い起こすことがあるのか、GXの前で15年前の写真を見るジャミル。折り目の隣には、金髪の女性が微笑んでいた。冒頭のシルエットの女性であり、カプセルに眠る女性でもあるとは視聴者だけがわかること。そこへティファが針路変更を頼みに来る。「Loreleiの海へ」。

 そこは幽霊よりも恐ろしいハリケーンが待っている海だった。更にはマーカスの潜水艦が。交戦状態になる両者、フリーデンを沈めようと弟も迫る。「兄さんに内緒でね」ってのが何か可愛いぞ。またも水中で絶体絶命のGX。今回のお助けは、髪を解き別人のようになったティファ。謎の箱の中の女性とシンクロしたかと思うと、不思議な光と歌に包まれて、その海域の機械は動きを止めた。ジャミルの付けたモニターを見て(困った時の医者頼み)異変に駆けつけた医者が詩の続きを思い出す。「ジャミル、私のことが分かるわよね」「ルチル、なのか」金色の髪の、不思議な力を持つ女性、ルチル・リリアント。彼女は一体何者か──続く。

 02月28日(金):GX第十九話「まるで夢を見てるみたい」@ANIMAX

 「私はルチル・リリアント。あなたと同じ時を過ごした、仲間」そうティファは言った。今はルチルに心と体を貸している状態で。ルチルはNTとしてジャミルの指導をしていた女性だった。しかし革命軍との戦いで精神を破壊しつくされ、戦いを憎む心まで利用され、Lシステムに組み込まれていたのだ。Lシステムは周囲の電子機器の動作を止める。そのおかげで先の戦闘で窮地を脱することが出来たのである。この辺NTの能力は便利全開。

 第六話以来の個人的な質問をするサラ。扉の隙間からガロ立ち聞き。単に上官というだけではないように思うサラは、口にしたくない思いもあるというジャミルに頷く。第十六話といい、待つんだよねサラは。ジャミルにGコンを渡すガロード。「今回はあんたが出なよ。あの人も、待っている」良いなぁガロ助。どっちが15歳か分からんぞ。

 ルチルを奪回すべく、マーカス達に仕掛けるフリーデン。「ルチル、今行く!」良いぞジャミー。GビットとLシステム受領に向う艦隊に先行し、兄弟のゲテモノガンダムが現れる。「今日のGXは一味違うね」そりゃそうよ!「本物だもんね」ってトニヤは正しい。いやガロも本物だけどさ。そこへ艦隊からMS隊が発進する。オルクもバカに出来ないというロアビィに対し、ジャミルは敵の姿を見る。「これだけの装備を持っているのは……!」分かるのねこの人には。圧倒的な量で迫られるも、必死に向う様を見てルチルが呟く。「ジャミルは良い仲間を持ったわね」そして、無力化されたLシステムではなく、フラッシュシステムを使おうとジャミルに言う。ジャミルは能力を失っている、しかしそれをルチルが補うというんであるからして〜くぅ。「駄目だ、君と一つになれない!」頑張れジャミル、耳血はどうした。そして二人の力が一つになり、フラッシュシステムが起動する。回収されたGビットが空中に円陣を組み、周囲の敵機を一掃する。「圧倒的じゃないか」我が軍は。な、シンゴ。アイムザットは撤退を決め、機密保持のためにマーカスは弟に消されてしまう。

 ルチルとの別れ。「とても気持ちが良いの。まるで夢を見てるみたい」結局救えなかったことを悔やむジャミルには「私、嬉しかった。大人になったあなたに会えて」と告げて力尽きる。遺言通り海に沈むルチルを見送るジャミルは、一人にしてくれとサラに言う。次はサイド6(違)。



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