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それゆけ! ガンダム貧乏

SIDE.1 プレイステーション版Ζガンダムの巻


B00005OVBA機動戦士Zガンダム BANDAI THE BEST
バンダイ 1997-12-11

by G-Tools

 セガサターン版だのカードダスマスターズだののおかげですっかりガンダム貧乏なわたしですが、このPS版は「凄い」の一言なんで今回はこれで決まりだ!以下、発売前に入手した情報順に書いてます。

ツボ1:当然だが、喋る(^^)

 飛田貧乏なわたしとしては外せないポイント。DISK-1のオープニングでちゃんと発進コールがあって、本当に本当にそのまんまの声だったので嬉しすぎ(T^T)サターン版の時は、叫び声が本編では上ずってたところがちょっと変わってしまってたのが気になりましたけど、今回はどうだろう?←まだ聴けてない
 そーいやサターン版は身内は全員大気圏突入ができないままなので分からないのですが、サターン版には#20「灼熱の脱出」での独白シーンってあるのかしら? PSは演技は違うものの入っているそうなので、カミーユモードの面目躍如ですねん。

ツボ2:クワトロ大尉の楽しいMS教室

 DISK-1のSTAGE-1「黒いガンダム」の内容は端的に言えばこれ。ゲームの操作方法の習得にもなってるんですけど、なーんにも操作しないで放っておいたら、帰艦した時にアストナージさんに「大尉に大分しぼられたみたいだな」とか言われてしまった。ちぇ(^^; でもこれ見たら、「デモではカミーユの台詞がなかった」の意味が分かりました。基本的に「自分」は喋らないのね。サターン版では戦闘中も時々台詞があったんですけど、今回はひたすら無言です。せめて発進コールと「了解」の一言くらいは欲しかったわ(;_;) この辺、サターン版だとCONTINUEの度に聴けるので良かったんですけど。最初と最後に大尉が声を掛けてくれたりするんですけど、これが妙にこっぱずかしいというか、何というか(^^; 逆にDISK-2ではカミーユが声を掛けてくれるのもあるみたいです。先にこっちからやろうかな?

ツボ3:え?カミーユモード?

 DISK-1が「カミーユディスク」とゆことが判明。となるとDISK-2は当然クワトロ編なのは火を見るより明らかなんですが、なんかこう呼ばれると嬉しいのである。ファンって単純。因みにお皿もDISK-1が緑、DISK-2が赤でクリスマスプレゼントにもよろしいかと←何だそりゃ

ツボ4:何ィ?カミーユの日記だぁ?

 DISK-1の「カミーユの日記」は、しっかりカミーユの語りなのだそうで嬉しい(^^) 本編では#31「ハーフムーン・ラブ」でちらっと出てくるだけなのですが、今回のは小説版第2部にでてくるものらしいです。しかし日記をつけて仏像にお祈りして掃除も洗濯もする主人公ってそうそういないよな(笑)

ツボ5:で、クワトロ編……

 DISK-2はクワトロことシャアがメイン。こちらの主役はあくまでも彼とゆことで、今までに映像では語られなかった空白の7年間の話なんかが出てきます。ゲームでこういうのやるなんて卑怯じゃないかぁと思いつつも、とりあえずOPだけ見てみたら、小説版のシーンがあるじゃないですか! トブだわ、トブよ! とかって騒いでしまいました。デラーズフリートの名は触れられてませんでしたねぇ。

ツボ6:パッケージがカトキさんだ☆

 パッケージイラストが「GUNDAM FIX」(Newtype連載)でおなじみのカトキハジメさん。「97年12月号のΖと対になるイラスト」とあったので見てみたら、確かに対でした。何が嬉しいってメカだけというのが嬉しいのよ。←深く追求しないように

ツボ7:アニメパート演出が高松信司さんだ!

 まさにジャイアント・インパクトでした。当時の設定制作であり、GXの監督でもある高松さんが演出なんです〜(^o^) 嬉しいったらありゃしません。
 というのは、GXを見ながら、これは高松版Ζなのではないかという感慨に捕らわれることが多かったからなのです。GXは一つの解答であるけれども、別解としての今回のPS版Ζというのが楽しみになるのです。まぁ、コンテは当時のものを参考にしてるはずなので「演出」部分の担当なんですけど、OPはなかなかにヨイです。作画が西村誠芳さんとダブの人たちだそうで(確かにあの鼻は西村さんだ)、ほんとにGXですね。タイトル→月→台詞→音楽という導入や、例の「銀河と海」とか。これをバックにシャアがサングラスを外すカットは、さりげなく原作版を意識してますよね。原作版ではカミーユの後ろ姿だったところがクワトロになってますけど、この意味深な演出もマル。#29「ジェリド特攻」からのカミーユとジェリドの撃ち合いのタイミングの小気味良さは最高なんですが、何だかGX最終話のガロVSあにあにを思い出してしまうとか(^^; 本編でも回想シーンの使い方とかがそのもの高松演出ですね。サターン版との差別化という点でもこれは正解でないかと。解説のコメントも真摯で良かったし。という訳で、高松ファンならOPだけでも見ましょう(^^)

 つか。このOPに「Resolution」掛けると見事にはまってます……一度お試しを。

ツボ8:解説が永島収さんだ!

 Osamu Nagashimaの名を持つガンダム系のライターといえば永島収さんしかいないと思うのですが、今回の解説は別段外してもいなくって出来が良いじゃんと思ったら永島さんだったのかぁって。個人的に大ファンなので凄く嬉しいです。ただUC年表でMK-IIを「グリプス1」から奪取したとなってるのが永島さんらしからぬミスのような気もするのですが、この辺の用語は実は結構混乱してるから仕方ないのかな。本当は「グリーン・ノア1」のはず。「グリーン・ノア2」=「グリプス」であって、それを半分に分けたのがコロニーレーザーになった「グリプス2」です。でも「地球圏」という言葉に拘るのは永島さんらしいかもとか、やっぱこの人凄くΖやカミーユに向ける視線が優しいのよとか、とにかく嬉しかったんですよぅ。

 という訳でファンなら買いだ!(^o^)/

(9712.28)


 よっぽど嬉しかったのか、ミーハー丸出しで書いてますが、その後結局最後までムービーを見て、ハタと考え込む始末。「……これは、分かり易すぎるが……危険だ」 小説版と折衷するような内容なだけに、非常に分かりやすくはなっているんだけれども、これを正史と思われるとどうなるんだろう、という危惧がありました。
 その危惧が当たったのか、早5年近くが経過して、すっかりPS版は正史扱いになっている節がっ(^^; 違うんだよそうじゃないんだよーとか言いたくてじたばたしてますが、そういう本人も「小説とTVで違う箇所はTVが正史、TVにない所は小説で補完」という立場なだけに強くは言い切れない部分が……ぁぅ。
 でも俺的にはあれは違うんだ〜って久し振りに思い出したら何か記憶が曖昧になってきてるんで、もう一度見なくちゃこれ以上は言えませんわ(^^;

 で? PS2はまだなんでしょうか? 絶対出ると踏んでますが。えぇ(^^)


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