この話は非常に美しい定石が散りばめられています。Gセイバーの世界観を紹介しつつ、かつ、心地よいお約束の展開をすることで、実にすんなり耳に入ってきます。坂本真綾ちゃん演じるヒロインが盲目の少女ということで、彼女に説明するための台詞が多いおかげで、この音声のみのドラマでも違和感なく映像を想像することが出来るのはさすが渡辺麻美さんの脚本です。
本編に登場するミミの過去の話という他は一見本編と無関係に見える話かもしれませんが、なかなかどうして。ラストへ向けての盛り上がりは、予定調和の何が悪い、最初に聞くならまさにこれ!といわんばかりの秀作です。中村大樹さんの主人公も実にヒーロー声で良い(^^)
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