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GX感想日記


 一つのコロニーの独立運動に端を発した、第七次宇宙戦争は、人類全ての故郷である地球に、致命的な被害をもたらした。世界規模の環境破壊により、100億を誇った人口の殆どは失われ、生き延びたわずかな人々は、その勝ちも負けもない愚かな終戦の前に、立ち尽くすしかなかった。――そして、15年の時が流れていた。

(第六話アバンタイトル)


◆03年02月11日(火):GX第六話「不愉快だわ…」@ANIMAX

 動力炉で部品を漁るエニル達から第2部の始まり。100億の人口が死んだ後で環境破壊もあったもんじゃない、といった感覚がこの世界ならでは。GXというよりガロードの写真を見て仕事を引き受けることにしたエニルは紅を差す。

 ティファの部屋を伺うガロード達。覗けてラッキーと思いつつ、計算が狂ったとガロードは頭を掻く。前回のらぶらぶムードからの落差が何か可愛いぞガロ助。フリーデンはバルチャーのお仕事で、こちらは旧連邦のMS工場漁り。ドートレスを回収するのにGXで牽引……最強のガンダムの名が泣くぞ。ところがガロードはティファのことで頭が一杯で注意力散漫、工場に居たクルー多数に怪我を負わせてしまう。あれで皆軽症で良かったねぇ。医務室まで来たガロードだが、謝辞もなく走り去る。憤慨するクルー達に、医者は「あれで精一杯なんだろう」と庇う。空に満月って一月経過?

 ガロードを元気付けてあげて、と、トニヤがティファにメイクを勧める。どうも気乗りしないティファだったが、トニヤが去った後でリップスティックを手にする。一方、医者と艦長は昔話。「あんた15の頃、何考えてた」第三話じゃお前で今回はあんたかよ! 「生きることだけを考えていた」という艦長に、自身の初恋を語る医者。ガロードをふと思い、「気持ち、有り余るんだよな」というのがまた良い。ジャミルのガロードはお咎めなしという判断はミスジャッジかも知れんぞ、という医者の指摘は当ってしまう。ここまでM13流しっ放しなのがまた良い。

 ガロードはミスを取り返そうとして、単独で動力炉を目指す。暴走を恐れて、バルチャーでも近づかない場所へである。ジャミルはドートレスでGX救出に向う。キッドはコックピット恐怖症のジャミーがドートレスに乗り込むすったもんだを見てたのか、羨ましいぞ。ジャミーが震える手で操縦桿握ってるのも良い。

 ジャミルが命を掛けているのにルージュを引いているティファを見て、サラは「不愉快だわ」と口にする。動力炉で、後を追って来たエニル達に襲撃されるガロード。命賭けの戦闘の最中、動力炉の暴走が始まり、GXにドートレスをしがみつかせて「ここは危険だ!」と告げるジャミル。ってあーたその格好。必死に逃げる二機だが「黙って走れ!」って、エルガイムみたくがっしょんがっしょん走ってたら良かったかもですが。爆発が迫ってぴーんち! って所で続く。M50好きだ(^^)


◆次回予告

 自らが招いた取り返しのつかない事態に、ガロードは心を大きく痛めた。傷ついたティファも、彼を思いやる余裕はない。傷心と孤独にさいなまれたガロードは、驚くべき行動に出るのだった。


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