あとがき
GXの小説は、基本的にお話のブロック(「第1部」とか。 こちら 参照)毎に、順番に書いているのですが……ちょいとイレギュラーに突然ランスロー話です。しかも本編最終話ラスト5分のエピローグ直前あたりということで、ぎりぎり本編中だという。ほんと短いモノローグ話なんですが、「2001年」という年のことを色々考えていたが故のものではあります。
何というのか……クラウド9の人が体験した「15年目の戦争」の敗北ってそりゃもう凄いものがあったんじゃないかと思う訳でして。被害がどうとかいうよりも、精神的なもので。それは、かつて「十五年戦争」の敗戦を迎えた国民のものとは勿論違うものではあるのだろうけれども、そこから想像するしかない訳で。「神様が神様でなくなった」と「ニュータイプが人類の革新でなくなった」を同列にする方がどうかしているのかも知れませんが。
「2001年」という年は最初から最後まで「宗教と戦争」が付きまとったものなだけに、「何故宗教が戦争に利用されるのか?」ということを、足りない頭使って考えていて、ふとここにたどり着いただけなんですけど。うーんこれは本当はもっと真剣に考えて書きたいようにも思いつつ、じゃ、ジャミルはこの時どんな夕暮れを見ているのだろうとも思ったり。いやはや、ランス郎書けてよかったですよ(^^)←結局それかい!
ところで、今回初めて "(on) cloud nine" の意味を知りました。辞書は引くものですねぇ。
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