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ヒロインとしてのカミーユ? その1

 かみ子さんってヒロインだよね、とはよく話すことだったりします。何せΖって少女マンガですし。でもΖよりΖΖのカミーユってばヒロイン度が増してますかねぇ(^^; Ζのカミーユは自分で動くことで王子様な側面があったのに、ΖΖじゃ自分から殆ど動かないのでまさに「眠れる森の美男」状態ですから(笑)

 という半分冗談なことはさておき、カミーユのヒロインさ加減に拍車を掛けているのが、あの「色気」であることも補足しておいた方がよいでしょう。Ζの時点では「危なっかしい少年の色気」だったのに、ΖΖでは素の「危なっかしい色気」になってしまっているのが何ですが、ΖΖでは(というか端的に言えば「イっちゃっている時」では……ってぉぃ。)性別とか年齢という枠を逸脱してしまっているので「少年」という属性すらなくなってしまうんですねぇ。#36「重力下のプルツー」のラストの黒い雨に打たれて地に横たわるカミーユというのは、恩田さんの作画も相まって絶品でありましたが、あの色気はΖΖでの「壊れてる」カミーユだったからこそではないかと思うのですね。そういう意味ではΖ終盤もかなり壊れてて似たような雰囲気はありますが、でもやっぱりΖは少年なカミーユでしたし。

 Ζなカミーユで色気と言いますと、ジ・アニメ(当時はそういうアニメ誌があったのです)の付録ポスターと別冊のイラストを忘れる訳にはいかないでしょうか。前者は瀬尾さん、後者は大貫さんの作画なのですが、これがもうなんともはや、ガンダムシリーズの主人公あまたあれど、あぁいうのをやらされたのはこの人きりではなかろうかという艶姿でございました(^^; 本編でも#38「レコアの気配」ラストのシャワーシーンというのもありまして、これまた歴代髄一の色気を振りまいておりましたけど。何でこんなことをさせられてしまうのカミーユって?というのは今尚疑問ですが、でもそんな希有な魅力(?)があるからこそ、わざわざこんなややこしい人を選んでファンをやっているのだろうなとも思う訳なのです、ハイ。

 今一言付け加えると、飛田さんの声にある何とも言えない色気。これも重要なポイントだと思います。飛田さんの声って、性別を超えてしまっているところがあって、中性的であったり両性具有的であったりするのですが(この両者はキャラによりけりですけどね)、男性を演じていてもヒロイン的なキャラが結構いたりするのですね。そんな声に現れる独特の隙、そこが好きなんですね。カミーユというのはそりゃぁもう隙だらけでしたから、それが魅力なのかなとも思うのです。

 ヒロインとしてのカミーユを考える時には、モデルであるカミーユ・クローデルを忘れる訳にはいかないのですが、それはまた改めて……。

(9706.22)


 その1というからにはその2があります。
 そもそも、書き出しの「かみ子さん」って自体がヒロイン扱いなんですな(^^; でもこの呼び方、かれこれ10年くらい年季が入っちゃってて日常語になってるので、たまに「カミーユ」と本名で呼ぶと改まった感じさえしてしまうのです。
 ……っつーか、「Ζは少女マンガである」も書かなきゃならんか(_ _;)


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