BLUE EYES

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◆ むいむい星人の寝言 ◆

− 2002年09月 −

 9月8日(日):ぅゎ。

 むいむい星へ強制連行されていたら1週間経ってるよどうするよ状態。
 それでもダブリン編はちゃんと見てましたが(^^;
 9/1はちゃんとレポートにしなくちゃならんとしても、その前に8/31だけで4日分くらいのログあるのになぁ。
 という訳でT君&Cちゃん本当にお幸せにね(^_-)-☆
 でもま、これで夏のイベントロード終了。その分保留しといたことが束になって掛かってきてますよ……とほ。

 こんな所でなんですが、カミラボのひとこと感想お送りくださった皆様本当にありがとうございます。いつも励みにさせていただいてます。本当に嬉しく思っています。

◆9/2の更新:とびだす。:ほっとにゅ〜す更新。カミラボ:ミリィ・チルダーの日記+カミーユ&ファのおまけ書き下ろし。

 9月11日(水):Mozart : Requiem K.626

 あれから1年が過ぎ、追悼の祈りが世界を周る。モーツァルトのレクイエムはあまりに重く、深く、悲しく、美しすぎて、鎮魂歌のはずなのに魂揺さぶられてしまうようにも思いつつ、その音に込められた祈りに思いを馳せる。

 ありし日の、雲間から立ち上るWTCツインタワーの写真を見る。それは平和だった日の光景を切り取ったものであるはずなのに、何故か墓標のようにも見える。その写真を囲む記事の、今更明示される数々の事実に歯痒さを感じる。あの時ビルの中に居たカメラが捉えた闇と、恐ろしい音と、混乱と。

 「アフガニスタンからの手紙」を読み返す。確実に変わった世界と、何も変わっていない世界との同根の痛みに胸が詰まる。空爆が止んだとの報道はなく、テロとの戦いを改めて唱える米国は、更に次の標的に銃口を向けようとさえしている。

 正義はそれを唱える人の数だけあるものだろう。だが、人の命の重さだけは誰も変わらないはずだ。他人の命を奪う権利のある人間などいるはずはなく、殺されてもいい人間もいるはずはない。何も戦争やテロといった遠くにも感じられる世界の話でなく、ほんの日常の中にも、そう思う機会が紛れている。多くの命の上に成り立っている日常だからこそ、それを大切に思わなくてはならないのに。命の重さがあまりにも軽く、レクイエムの音の重さと対照をなしている。その音は悲しくも美しい、願わくばその美しさよ地に満ちよ、と。

 9月13日(金):小説 BUD BOY 百年の想い〜哀しみの花嫁

 秋田文庫ノベルズで出てるよ、と兄貴が教えてくれて買って来てくれました。いつもありがとう兄貴(^^)

 んで。著者は渡辺麻美さん。CD版でおなじみのあの方です(後書きでCD版に触れてくださってるのが嬉しい)。出版は秋です。秋といえば夕姫ちゃんです。という訳で、透と夕姫ちゃんが好きな方は買い。とは申せ、基本は押さえてくださってる方の文章なんで、BUD BOYが好きな人は一読を(^_-)

 ネタバレを回避しつつコメントすると、原作があぁいう展開なので、ここいらで傍系とはいえ透と夕姫ちゃんのほのぼのが見られて良かったなぁとか、何気にファンだったあのお方が登場して嬉しいとか、ちと気にはなってた話が出てきていたんでよしよし、とかあるんですが、あの、あの、一言だけ言ってもいいですか?

    東皇使様の一人称の使い分けだけでも校正させてください(T_T)

 かみ子さんに比べれば全然分かりやすいはずなんですが、ビミョーに揺らぎが…気になってしまったんですが。ぁぅ。「田科教授」の呼び方はまぁ最近の原作でもこうなんで納得しますが〜。←まだ拘ってるんかい。

 まぁ後はなぁ、砕けた話ならともかく、この話ではその手は使って欲しくなかったなーというものもあるんですが……ひょっとして、これ、縦書きの普通の文庫で読むから違和感感じるのであって、webで横書きで読んでたら別にどうってことなかったかも。でもやっぱし自分ではやりたくないなぁ、とか。いや、こういうレイアウトが似合う文章があるのは知ってますけど。とか何だかんだ言ってますが、面白かったです(^^) やっぱ好きやわー。

 つ訳で、何気に書きたいなと思いつつ封印してた東皇使様の話がふらっと書きたくもなったりするんですが、再音声化(勿論東皇使様は飛田さんで)がなければ二冊目は出さないと決めてるんですよね、師匠。つか前と同じフォーマットだとエピガイ10巻分になるんじゃ……とほー。そんなに時間経ったんかい。

 9月17日(火):カミラボTOP移転

 日朝首脳会談とか、イラクの国連査察無条件受け入れとか。内容はともあれ、新しい風が良い方向へ吹いて欲しいなぁという日に、カミラボTOPも移転。研究室棟のURL(http://www.anaheim-electronics.net/users/camille/)から「Camille Laboratory」の名にしただけに、今回の移転はほんと残念なんですが仕方なく。10/15というタイムリミットまで1月を切ったので、改装なしでとりあえずそのまま移転しただけなんですが、何せTOPの仕様を変えようと思うと300近いファイルを修正する必要が。

 耳鼻科の薬は相変わらずむいむい最大出力で困ります(;_;) というか、9/1から数えて17日も調子悪いってどうなのよ自分。という訳で移転/更新で手一杯で、リンクしてくださっている方へのご連絡等々はおいおいやらせていただきます(_o_)

◆本日の更新:カミラボ:TOP移転とボンボン10月号とガンダム貧乏:20周年春の嵐の記録。

 9月18日(水):青空

 久々の青空、もう秋の色。こんなに爽やかでいいお天気なのに、むいむい星が恐ろしく近い……しくしく。またしても記憶にない時間が過ぎている〜(;_;)

 明日はいよいよ龍騎のTVスペシャル、萩野というか浅倉威とか色々楽しみなんですが、「シャンゼリオン・バイブル」発売記念サイン会詳細が朝日ソノラマのサイトに出てます、って早今週末ですが。

 今日は水曜なのでスーパーチャンネルをつけっぱにしていたら、「スタートレック:エンタープライズ」の番宣でキャスト紹介が。茶風林さんがドクター役で、ヴォイジャーのニーリックス役の長島さんと似た感じのキャラクターなのかな、と期待。副長のヴァルカン人が女性なんで、なんかこうミスター・スポックの立場はどこへと言いつつもこちらも期待。あと吹き替えで井上倫宏さんもお出ましのようで、ERのグリーン先生贔屓としては嬉しいところ。早く放送が見たいです(^^) ──ってどう考えてもDS9の後番組だよなぁ、これ。本日のTNGはトーマス・ライカー登場話。彼のこの後が嘘のような、明るいラストなんだよなぁ……とほ。

◆本日の更新:とびだす。:ほっとにゅ〜す更新。あと各TOPにYes! JAPANのクリック募金バナーを追加。ほんのささやかなことなのですが、誰かの力になれるといいなと思ってます。

 9月22日(日):「今日は焼肉」

 兄貴がアギト祭開催中。夕食の買い物に行くというと、「焼肉と生」という。アギトばっか見ていたら食べたくなったんだそうだ。無理もあるまい。うまそうに飲み食いしてるんだもんなぁ、G3組が。

 買い物に行くと、どこからか金木犀の匂い。もう? と思う、今年はやはり季節が急いているような気がする。ふと「バスを降りたら」(遊佐未森/アルヒハレノヒ)など口ずさむが、これはやはりバスを降りて歩くスピードの歌なので、自転車にはちょっと似合わない。

 結局耳鼻科の薬を飲んだままシャンゼのサイン会は見送り。むいむい星へ行ってる間に龍騎のスペシャルは見逃すし、なんだか映画も見逃しそうでちとブルー。

 「利家とまつ」の「真実の男とは」で利久兄が彼岸に。えぇひとやったが今回はほんとうにえぇひとやった。はぅ(;_;) 慶次郎も可愛いんだがのぅ。

 しかし、気を失った利久に、利家が「兄上? 兄上! ……兄さん!」と最後に兄さん呼ばわりするのが萌えですなー。ぁぁ。

 9月23日(月):燦然祭2・サバがねぇ!

 名作「サバじゃねぇ!」が入っているはずのビデオテープが見つからないまま燦然祭再開。#5「犯人は誰だ!」(働け速水!)#6「ごめんね、ジロウ」(名作!君も泣け!)#7「アイドル!私?」(「歌う女相撲取り」はサントラ2に収録)#8「娘よ、男は選べ!」(エリちゃんのお父さん結構好きだ)ってこのあたりは以前見てたんで、その次……を飛ばして、

 #13「バラとひまわり」(セールスマン上手いよ)#14「サヨナラ、朱美」(闇生物シラガーというのもイイんだが、お年寄りにモテモテの暁とエリってのもヨシ。朱美ちゃんはどうした)#15「超まぼろしのアレ」(箸袋コレクターの闇生物が出現する怪作。必見)#16「バイトで霧子!」(働け速水!2)

 #17「ライバルいっぱい」(ザンダー片桐こと広瀬はどうしてこうも格好良いのか)#18「さらなるライバル」(デスターだのアイスラーだの……勿体無いよなぁ。しかし濃い。日向誠の背後を横切る飛行機は合成と知っていても格好良い!)#19「ご令嬢、これ異常」(おそるべし綾小路麗華)#20「ヒーロー!!あれ?〜シャンゼリオン激闘の133日!〜」(総集編。新作部分は東映特撮TVで初の同時録音。「俺が死んだら……終わりだ」は何気に浅倉風。「せめて、俺の胸で死ね!」だの、「そして私は一文無しになった」だの、名台詞も多い)

 #21「モーレツに片思い」(亜李沙さ〜ん。これも先に見ていたんだが、実にイイ話。好きだ。「……だな」がいい。このラストカットが最終話EDのラストだったのは嬉しかった)#22「幻の埋蔵金!」(「女子更衣室の床下を、掘れ〜!」は凄すぎる。結局フカシだったんだよなぁ翌週の展開を見ると。パピィ〜!)#23「ナゾの闇法廷!」(マジに法廷劇をやろうとしているんだがやりとりが笑える限り。モードス好きだったんだがなぁ)#24「人生最悪のナンパ」(恐怖のストーカー女、小夜子登場。「今までのダークザイドの攻撃の中で一番恐い攻撃だったぜ」)以下次号。

 9月25日(水):遊佐未森/小鳥

 金木犀につられて「遊佐未森/アルヒハレノヒ」(9409.21)を出してくる。『木犀』が出てくる「バスを降りたら」がお目当てだが、「アルヒハレノヒ」といえば「恋かしら」「Floria」「咲くといいな」「Diary」だよな、あ、「海」も好きなんだ、と思いながら歌詞カードを捲る手がふと止まった。

 「小鳥」、である。

 しまった、これも「アルヒハレノヒ」だったか。何でこれに入ってるんだ? と思うくらい浮いてるというか、ちょっと特異な歌なのだが。ハワイアン風味なほんわか〜な曲と、遊佐らしいほのぼの日常な曲の丁度真ん中で、異彩を放つ硬質な世界観を持つ「小鳥」。高く青い空に、あてのない風の行方を探してしまいたくなるような、切なさとやるせなさがきゅっと胸につまる佳曲である。

 工藤順子の詞と外間隆史の曲は遊佐にあっては黄金コンビのようなものだが、編曲とこの曲のプロデュースはTony Mansfield氏。同氏による「Slowly」は遊佐の曲なので、何とも遊佐らしい歌に仕上がっているが──とは書きながら、「小鳥」も遊佐には違いない。淡々とした曲とコーラスワークが、美しく透明な空を背景にどこか後ろ髪引かれる想いを描き出していて、実に良い。が、どうしようもなく切ない。遊佐の他の曲で似たようなのはあっただろうか? と思っても、「青の行方」(庭:9903.10)とも違うし……と悩んでしまう。いや、切ないだけなら他にもあるとは思うが、この硬質な切なさ、のような感覚はこの曲だけではないだろうか。爽やかな秋の日に聴くには、余りにも似合いすぎた。

◆本日の更新:カミラボ:Ζ小説up。珍しく赤い人が主役。

 9月27日(金):秒速170m

 直径6.5kmのコロニーが2分で1回転しているときの速度。この速度のおかげで、円筒の内面に0.9Gに相当する「見かけの重力」が発生するんだが、これってどういう計算で出るの? と兄貴に質問してみたり。ううっ高校で物理やってないんだよわたしは(T_T) 「アニメックとかに出てないの?」と訊かれて、アニメック86年1月号を出してきたが、「Ζガンダムワールド・メカニカルマニュアル」の記事よりも、「アニメ雑学大事典」での投稿葉書にそれ関連の数式を見つけたり。高校の物理のレベルで充分なんで一度参考書とかちゃんと読まにゃならんなぁ。この特集記事、ラポートデラックス「Ζガンダム大事典」には一部採録なので、86年1月号は今となっては貴重。凄い内容濃くて良い。しかしこの号の「ザ・ボイス」での飛田さんと小粥よう子(現:日比野朱理)さんの写真が……若い。当然だけど。うわぁぁん。いやーしかし85年以来優勝してないんだよな、阪神。わはは……。

 しかし最近の寝言って、龍騎とか時事関連以外は、「あなた本当に21世紀に生きてるんですか?」って内容だなぁ(^^; 今に始まったことじゃありませんが。

◆本日の更新:とびだす。:ほっとにゅ〜す&ばんぐみひょう関連更新。このあたりの情報をまとめた「かれんだ〜」追加してみました。ご覧になってのご意見などお伺いできれば幸いです。あと玄関のリンクページ修正(追加等はなし)。

 9月28日(土):清水玲子「天使たちの進化論」

 朝日新聞土曜夕刊「ウィークエンド科学」で、小惑星衝突の特集。ふーむ、5thルナが落ちるとこんなくらいの被害で、アクシズ落っこちてたら……うわ、こんなんかい! みたいに図表を眺めて思うところがお約束。

 1枚めくって、高山植物の写真コラムを見る。あ、そういえばと思って先週分を出してきた。ブータンで撮影されたセイタカダイオウ(調べてみると、大人の背丈の高さくらいにまでなるらしい)。これをモデルにした花が、清水玲子「天使たちの進化論」に登場するので、それを気に留めていたのである。

 清水玲子自体は「月の子」で知って、この「天使たちの進化論」は花とゆめコミックスで持っていたものの、白泉社文庫版も買っていて、今回そちらを出してきて新聞の切抜きを挟んで再読。「春」が来ちゃったオランウータンのアイコちゃんや人間のルイスに嫉妬するロボットのエレナ、というお話なんだが、やっぱどうにもえぇ話。問題の花は物語のキーの一つなのであまり触れないでおくが、花とは植物の生殖器であるという視点で展開されるランの話とかも面白かったりする。この視点のままで市東亮子「BUD BOY」を読むと、東皇使様と蕾って、なるほどねとか思ったり、萌葱ちゃん再登場しないかなーとか思ったり。

 余談だが、「機械は心を持ち得るか」というお題の哲学講義を受講していて、これをその試験のレポートのネタに使ったんだが、これと、タニス・リー「銀色の恋人」(ハヤカワ文庫SF)は先生が出していた参考文献のリスト外だったこともあり、先生に尋ねたら未読だと仰るのでお貸ししたら、翌年の同じ講義では参考文献リストに入っていたという代物である。丁度「勇者エクスカイザー」放映の頃だったんだが、「勇者警察ジェイデッカー」を見てからレポート書きたかったなぁとも思ったり(^^; うーんやっぱ好きなんだなぁこの手合い。



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