BLUE EYES

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◆ むいむい星人の寝言 ◆

− 2003年06月 −

 06月02日(月):高橋良輔「装甲騎兵ボトムズ III サンサ編」(スニーカー文庫)

 ボトムズ好きな人はウドやクメンが好きなんだろうなぁ、と思いながらサンサが好きだったり。ゾフィーが追う中、フィアナを背負って歩くキリコってのが好きで。だからこの「フィアナ背負いキリコ」が扉だったんで嬉しかったですよ。表紙のファッティーはこういう角度で見たことなかったように思えて、ちょっと面白かったり。

 いやサンサっつーたらイプシロンだろ、との声もご尤も。この三人がフィアナでなはくキリコを中心に話が回るのがサンサかなとか(クメンじゃフィアナが中心だし)。いやもう「クソ真面目な男だ」とか、酒飲んでむせたりとか、とにかくキリコが可愛くて、ロッチナ出てくるまでフィアナとずーっと一緒だしってのが好きなのか。あ、でも「不可侵宙域」でキリコに薬を口移しで飲ませるフィアナってのがなくなってる? 頬を重ねるってのもイイなーとは思いましたが。とかいいつつ「暗闇」のイプとキリコの論戦も好き。塩山氏のインタビューも中々。で、次はクエント。これはこれで好きなんで楽しみ。←結局皆好きなんか。

 にしても5月に台風4号(Linfa:マカオの言葉で「蓮」)上陸。昨年の台風も早いと思ったが7月だったし、ほんと五月晴れが少なかった珍しい5月が終わってしまい、早6月。ようやく仕事が一息つくも、また明日から次の仕事が……いやありがたいものなのですが。青色吐息なPCのリカバリもしなくちゃで、しばらく沈むかもです。

◆本日の更新:とびだす。:ほっとにゅ〜す&ばんぐみひょう関連。カミラボ:Ζ小話。ΖΖ#10。

 06月04日(水):「私は歯医者になりたい」

 トレーズ様の台詞は「敗者になりたい」ですが、それはともかく。

 新聞広告にやたら歯科関連が目に付いて、そっか虫歯予防デーだったかと。
 歯はちゃんと治さんとどうにもならんとは知りつつ、つい歯科へは行き辛くて、ようやく行けた時にはえらいこっちゃ、ということになることが多いのですが。
 それでも最近の歯科はほんと一昔前とはえらい違うというか、進化したもので。
 それも分かっているんだがやはり歯科へ行くには足が重い。

 不思議に思うのは、この先生は何故歯医者になろうと思ったんだろうかと。
 普通の医者なら何となく分からんでもないんだが、歯医者はちょっと特殊じゃないかと。
 おそらくこの先生が子供の頃の歯科というのは、わたしの子供の頃以上に恐怖の場所だったんじゃないかと思うんですが。
 でもきっと何かあるんだろうな。「私は歯医者になりたい」と思い、そして免許を取って仕事を続けるための努力を支えるに足る思いが。

 歯科医の仕事というのは、削って盛って磨いてというあたり、模型作りに通ずるということで、自宅にAFVを展示する場を作ってしまった歯医者さんが居るというのをCSで見たのはもう随分前のことですが、そうだよな、リューターと言って何のことか分かるのはこの辺の人くらいかもなーと。

 次に歯科へ行ったらちょっと聞いてみたい気もするものの、忙しい先生にそんな話を振るのもどうかと思い。いや多分虫歯削られてそんなこと口にしとる余裕もないだろう>σ(--;

◆本日の更新:玄関、同人更新。C64落ちました(i_i)

 06月05日(木):約束の地にて

 SEED PHASE-32ではなくて。

 どっかのガキ大将じゃあるまいし、って感じでエビアンサミットをブッチしたアの国の大統領だが、中東和平が一歩前進したのに一役買ったってんならそれは評価しなきゃならんのだろうな。行くところまで行きかけてたからなマジで。

 しかしこの問題、本気で根が深い。大体、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も同じエルサレムを聖地とし、根っこには旧約聖書があるんだから、本来は兄弟みたいなもんなんだよね。約束の地を巡る血で血を洗う対立なんて、神様きっと泣いてるよ。

 イラク侵攻へ出兵した兵士も、つかの間の祈りの時に、従軍している聖職者に悩める心を吐露したという。キリスト者であれば「神も認めてくださるだろう」的に納得もいくかも知れないが、兄弟とも思えるものたちを標的にしなくてはならないムスリムの辛さときたら。──うろ覚えだけど、戦場を伝える記事の中で印象的だったものの一つ。それでも兵士だからと銃を取るムスリムたち、そして彼らを戦場へ送り出したイスラムの聖職者たち。今彼らはどうしているのだろう。

 06月06日(金):姉さん、有事です。

 今朝の朝刊(*)の国際面の見出しをざっと見るだけでも、チェチェン巡るテロで6人、アフガン戦闘で49人、イラクで米兵1人、アチェで国軍発砲しドイツ人2人、とこれだけの人が亡くなっている、そういう日々の中で成立した有事3法。出来てしまえばこっちのもの、ということにならんように、これでいいのかという議論は続けられるべきであり。アチェは辛いよな、ギリギリまでの交渉を東京でやってたのに決裂したんだから。知らん振りはできない。そして紙面に取り上げられない「戦死」もどこかにあるはずで。

 ガンダムエース7月号のおトミさんの対談読んでて、何故「自衛隊は軍隊」という考え方が出てくるかは分かったような気もしたり。で、純ちゃんは5日の衆議院本会議で「自衛のための必要最小限度内の実力組織であり、憲法違反でないのは明らか」とし、先の答弁は「自衛隊には常識的に考えれば戦う力があることを語った」のだそうである(*共に朝日新聞東京版6/6朝刊)。

 しかしあの対談でも出てるけど、リアリティないよなー。今日日、関が原なんかで演習やってどないするねん。って実際に汗かいてる自衛隊の皆さんには申し訳ないが。まだ東京のど真ん中に戦車持ち出した都知事のほうがマシに思えてくる……やだやだ。でも実際、ミサイル打ち込まれたら終わりだよ? 民間人を避難させてからクラスター爆弾使う暇なんて多分ないよ? 大体どこへ避難させるのよ。どうやって。それをきちんと決めておくべき「国民保護法制」は今回の有事3法に入っていません。国際人道法関係も先送りってのがこの国らしい。ガンオタなら誰でも知ってる南極条約の「捕虜の人道的な扱い」ってのをこの国は決めてないんだよ。ま、そりゃ当然のことながら、この国は国際紛争の解決の手段としての戦争を放棄してるんで、戦争はしないから捕虜も存在しないはずだったんでね。

 更新履歴に含めそびれてましたが、「戦争を考える」に参加。玄関TOPにバナー貼るだけなんですけどね。反戦とか非戦とか、いっそ賛成するとか言う前に、まず考える。そのことを大事にしたいなと。

 06月07日(土):SEED PHASE-35「舞い降りる剣」(ネタバレあり)

 JOSH-Aをエサにザフト壊滅を謀るって……やっぱりΖのジャブローやんか、という顛末で。核が使えないんでサイクロプスとゆー秘密兵器が登場してましたけどキノコ雲は同じやしね。生贄にされたのはユーラシアと大天使様を含む切捨て部隊、ってことは大西洋の連中は今後ユーラシアをどうする気だ。今までも仲悪かったのに、背中から撃たれるぞ。

 計画を知ったフラガは戦闘機を駆り大天使様へ帰艦。「どっかのバカが」ってあんたんとこの少佐様ですよ艦長。ザフトを誘い込む任務は果たしたと、僚艦に通達の上で戦闘域を離脱。さーてこれからが問題だ。しかし上層部はザフトの捕虜を利用する事は考えず、コーディネイターはまとめてあの世へ行ってしまえ状態だったんですな。どうなるんだディアッカ。

 謎が謎を呼ぶ仮面さん。フレイもお目覚めできゃーですがどうなるんだほんと。

 キラはフリーダムで大気圏突入。ストライクの時の薀蓄よく覚えてないんですが、あそこで翼広げるのって大丈夫なんですか? 翼の些細な傷が蟻の穴から堤の崩れ的に大気圏突入時に空中分解したらしいコロンビアの事故は記憶に新しいんですが。まぁ、SEEDだし。←ぉぃ

 でま、大天使様の危機に颯爽と舞い降りたフリーダムは無敵さん。毎回このくらい動いてくれると良いんですが。艦長でなく「マリューさん」呼ばわりしてるのがキラの心境の変化? 両軍へ退避勧告をし、攻撃時にコクピットを外すってのはまぁ、#35ならこんなもんですか←だからテンプレはやめい。しかし最後に顔を合わせたザフトのパイロットが、ザフトのスーツのキラに「何故助けた」と言うのは、フリーダム奪取後は味方機でないと通達されてたってこと?

 プラントへ上がったアスランを待っていたのは、スピットブレイクの失敗とフリーダム強奪とラクスの関与。山は山として見せて、今後へちゃんと引くのは谷田部さんの力か。でもやっぱあの人死にはいただけませんー(i_i)

 06月13日(金):オタク誌三昧。

 アニメージュ7月号の安彦さんのトランプって、例のΖガンダムトランプの復刻版だったんですな。いやしっかり現物持ってますが、2枚ほど無くしてるんで実は嬉しかったり。復刻とはこのレベルでの再現をするものだということで、持ってない方にはお勧めじゃないかと。でも裏面は1色になってますね(現物は確か2色)。今月は前半の1st組、来月はΖ組と箱がつくそうで。来月分のかみ子さんの空手着が可愛いんですよーぅ(^^)

 しかし、AMってこんなに背表紙薄かったかなとか。紙質が変わったのか、ページが薄くなったのか。このトランプが付いた当時はAM、アニメディア、NTの現存3誌の他に、アニメック、OUT、ジ・アニメ、マイアニメと全部で7誌入り乱れていたんですよねぇ(マイアニメなんて終盤は隔週刊だったし)。ま、今は今でアニメ専門でなくても周辺誌がごちゃごちゃあるんで、余計入り乱れてるのかも知れませんが。いやNTと声優グランプリと並べてみてそんなことを思い。

 NTにてイボルブ続報。お次はνってことでここまで5本入れて販売って。今まで苦労して集めてきたのにーって、それだけ早く見られたってこととはいえ。久々にイボルブ2見たくなったり。

 あーあと日経キャラクターズ。GX者としては久々にふつふつとこう……来たかも(^^# ま、こういうコト書けば良いんだろう、専門誌じゃないんだから──って専門誌かこれも? ちゃんと見てたらこういう文章にはならんと思いたいんですが。

 って、そんなオタク話の一方で中東が大変なことになってますが。
 ロードマップって何ですか状態で。6/4の首脳会談から1週間しか持たないってどういうこと(i_i)
 その脇でイラク新法とか動いてるし。梅雨入りしてようやく降り始めた雨に憂鬱な日が続きます。はぅ。ついにエアコンの除湿入れました。

 06月14日(土):SEED PHASE-36「正義の名のもとに」(ネタバレあり)

 ラクスは国家反逆罪に。ザラ議長は為政者としての厳しさだけでなく、何かを腹に持った顔。アスランは荒れ果てたクライン家を訪れ、何故か置いてけぼりを食っていたピンクのハロに導かれるように、これまた何故か酷い有様のホール──ラクスのコンサート会場へと足を踏み入れる。舞台美術なのか破壊の跡なのか、廃墟の中に響くラクスの歌声。「あなたが連れてきてくれた」とは言うが、この場合連れてこられたのはアスランの方で。国を挙げて探しているはずのお姫様が何でこんなとこで呑気に歌ってんのか謎だが、前々回にキラに「君は誰?」と言わしめたお姫様の本性発揮。アスランに戦いの意味を問い掛ける。つーか、アスランてばお姫様にここまで言われないといかんのかーつーのが……アイキャッチまでキラに奪われて、ここで主人公その2の面目躍如といってほしいもんですが。

 ラクスを追う黒服の男達。アスランはラクスを守るために片腕で彼らに銃を向ける。ラクス側のザフト兵も現れ、生身の銃撃戦でばたばた人が死んでるってーのに表情一つ変えないお姫様はちょっと恐いが、ラクスはこういう人。マルキオ導師は逃げおおせたと聴き、ラクスも去っていく。で、ここでその見知らぬ赤毛の男(ダコスタ:虎のおっさんの副官って覚えてないよ)に、『婚約破棄とか言われたけど、俺の女に手を出すな!』とちょっとでも思ってくれたんでしょうかアスランは。何せラクスにお説教くらってる間頭の中はキラのことばっかやねん。ラクスは「お友達」と話すよう諭すが、これは療養中のキラに言った「敵同士」と対比する言葉なんですねぇ。

 一方地球では、キラのザフトでも地球軍でもない発言。Nジャマーキャンセラー装備=核搭載=電池切れなし、なのはともかく、それがメンテナンスフリーって訳じゃないだろうに。ナノマシンとかDG細胞装備だったら別ですが、プラントには自己修復ガラスの技術があるからそんなもんなのか。とりあえずキラは着るものがないのとバンク対応からか地球軍の制服は着たままですが、大天使様ご一行は敵前逃亡なので皆で徽章外してくれないかな。

 で、アスランはジャスティスを受領し、地球を目指すんですが腕の怪我は? コーディネイターだから治りも早いって? 怪我したまんまなのが更に萌えなのにー(i_i) しかし米たにヨシトモさんまで出てくるとは「まるで一時期のGWの様」(兄貴談)

 06月15日(日):ひとこと感想200件。

 えと本日、カミラボで頂いた「ひとこと感想」が200件になりました。
 2001年9月18日開始なので都合1年9ヶ月ですが、ほんとありがたいものでございます。お送りいただきました皆様に改めて御礼申し上げます。

 一応3択になっているものの、殆どは「いいかも。」と頂けますが、中には他2つの選択肢を選んでいただいたものもあります。その理由に思い当たるものもあり、それらのご感想も糧にさせていただいてます。

 BBSやメールで頂いたご感想もほんとありがたい限りなのですが、BBSやメールで書くまでは至らないものの、こんな風に思った、という第一印象をお伺いできる「ひとこと感想」も同じくらいありがたいもの。今後とも、どうぞお気軽に送ってやってくださいませ。どうぞよろしくお願いいたします。


 昨日分のSEEDは久し振りに削って1000文字でした。ってんで削った箇所から一言。「キラには出来ないことでサイができること」という、この視点が出てきたのがキラの一番の変化じゃないかという気もします。実際、それが何かというのはよく分かりませんが(^^; PHASE-32「約束の地に」でディアッカに銃を向けたフレイを止めたミリアリアの「違う!」が、これ以上の言葉として認識される(この時点では気が動転してることもあって、「違う」ことしか分かっていない)のは次回なのかなーとか。それは多分こういうことなんだろうとか、こうあって欲しいという希望はあるんだけど、まぁ、とりあえず放送を待ちます。

 しかしやっとこさボンボン5月号の別冊付録のマンガの範囲まで終わってようやく読めるのかと思ったらどこに埋まっているのやら(^^; もう次のにまた別冊ついちゃうしなぁ。をっとボンボン7月号れびゅーも書かなきゃです。とりあえずプチホラーなゼータに萌え。

 06月18日(水):TV Bros 6月21日号

 表紙で「TV Bros」の次に大きな字が「すずむらあきら」だという、「超光戦士シャンゼリオン」特集号。

 カンヌ映画祭よりも、夏の新ドラマ特集よりも、6/21の初回生産限定のDVD-BOX発売記念ということで7年も前に地上波で1回だけ放送された(今スカパーでやってるけど月1500円もするプレミアムチャンネルでだ)人知れず密かな作品が表紙にばーんと出ちゃうテレビ雑誌ってのがBrosだよなぁとつくづく。しかも、よりによってあの第26話「闇の騎士、出馬!」での都知事選挙戦のスチルかよっと思いつつ、特集のリードにて「今回はシャンゼ特集っていうより、涼村暁特集だぜい!!」とあるのを見て納得。案の定、「すずむらあきら」の文字列に惹かれた人間がここに居ますから(^^;

 あのぴぴぴスペシャルの1pから大増6p。名場面に名台詞、各話解説にメイン4人と井上・長石・白倉の座談会2本、それに萩野崇&涼村暁30歳おめでとうパーティーまでのてんこもりで、とにかくシャンゼ者は買えって感じです。しかしまー、毎回思うんですが、7年経っても素で役名で会話してる萩野(暁)&相澤(速水)両名ってのはほんとにもう……好きやわ。まんまですもん。あと宗方のおっさんつーか市山氏……好きだ。ほんと。小川さんもやっぱ芝居の人間やねって感じで。舞台とか見たいなー。井上敏樹の語る「10年後の暁」ってーのも、ほんとありがち過ぎていやん(^^;

 つぅ訳で、あと3日。あと3日で発売なんですよ燦然箱が。本放映当時から7年待ちましたよ……あと3日でPS2に「ディスク装填!」できるかと思うとほんと夢のようです。

 えーとあと女性自身だったかにも萩野出てましたので、お好きな方はちぇき。

 06月20日(金):ガンダム占い3本勝負。

 例によって生年月日(+血液型)での結果なので、同じ生年月日+血液型の友人の顔も思い浮かべつつ見てしまいます。3本だと解説文全部入らないんでダイジェスト。

歴代ガンダム占い:ゴッドガンダム
「一言でいえば漢です!!漢と書いて男と読みます。超のつくぐらい熱血でどんな苦労があっても諦めません」

ガンダム・キャラクター占い:アムロ
「少々甘ったれで、ワガママなところもありますが、順応性がひじょうに高く、まわりの環境の影響も受けやすいのが特徴です」

ガンダムSEEDうらないなり♪:ムウ・ラ・フラガ
「いわゆる癒し系として知らず知らずのうちにみんなの心を和ませる貴重な存在。何気ない行動で物事をスムーズに進める機会が多いはず」

 あとオフィシャルの「ガンダム占い」ではアレちゃん(RX-78 NT-1)。

 熱血でワガママな癒し系って何だよ、とか(無理につなげんでも)……何だか共通項があるようなないような、よく分かりませんが(^^; 本人振り返ってみてどうなんだ、というのはまぁ、おいときます。←削った部分で思い当たることがなくはないらしい

 06月21日(土):SEED PHASE-37「神のいかずち」(ネタバレあり)

 大天使様はオーブへ。軍服の意味を考えろと言うウズミ様と話をするも、殆どフラガが喋ってて艦長座ってるだけじゃん。って、何もフラガにあんな一般論言わせなくてもと思うんだが。キャラ違う気が。矛を飾っておくだけではいられなくなった、というウズミの言葉にわが意を得たりと微笑するキラが何気に恐い。

 アラスカの報復とばかりにパナマを攻めるザフト。こちらもまた新兵器を持ち出してましたが、あれってスティックを刺す順番を間違えると首が飛ぶことはないのか、と笑ってる間は良かったんだがその後が。アラスカ守備軍を捨て駒にした大西洋連合と、投降を表明する生身の地球兵を虐殺するザフトは五十歩百歩。ここまで描く必要あるのかと思うんだがそういう描き方をするのがSEEDだとは慣れてきましたが。動かぬ敵を撃って何が、と憮然とするイザークにほっとする。しかし第十三独立部隊は一瞬で壊滅しましたな。

 この艦はどーなってんだと、食事を届けにきたミリアリアに問うディアッカ。ほんとにちゃんと話は進むんだろうか。予告の私服が気になるーってやっぱカズイは除隊してしまうんですか? 大天使様入港時にトールの両親来てたと思うけど出番なかったですね。一方フレイはクルーゼの元で何もできず。既に死んだ身というのは正しいが。お嬢様ー。

 回収されたストライクと再会するキラ。キラのナチュラル用OSを載せてるのはともかく、フリーダムの情報入ってから準備したにしては早業。カガリが乗る、と言うのに俺が乗るとフラガ。真打登場。「少佐が?」と問われるのに「マリューさん」と答えるのがね。「いきなり僕と模擬戦なんて早い」と言うキラに「生意気言うんじゃない!」と答えたのは一部の視聴者を代弁してくれましたよ(^^; で、アスランはどこに落ちればいいのか分からんのか迷子になっている訳では……ないと思うが。

 06月21日(土):燦然祭4・超光戦士シャンゼリオン DVD-BOX

 ついに燦然箱げっと。東映ビデオ公式サイトや雑誌に出てる箱の写真だと分からないが、実物はシャンゼの透明パーツ部分などがホログラム印刷になっていて、角度を変えると虹色に光るというシャンゼならではの仕様がツボ(スケルトン仕様箱でも良かったとは思うが)。裏面の半壊シャンゼも良い。

 特典については先の東映ビデオ公式にある通り。が、一部についてシャンゼリオン・メモリアル(東映TV→特集)にコメントあり。ま、「シャンゼリオンクラブテレホン」の音質は確かに残念なものではあるんですが、当時電話掛けて聞いた時の雰囲気は出てるか、とか。

 しかしほんと箱といい特典といいブックレットといい(いきなり当時のレンタルビデオの状況から書き始めるのは濃すぎ)、1ケース2枚×4で一箱だから、全39話7枚+特典1枚がこの容積ってのはコンパクトで良いなぁと(Ζじゃ同容積で16話だ)。箱作るならここまでやってくれというものなんですが、上記したようなこともあるのねと。未収録映像はカラオケくらいのものだと思うし。デザインもほんと良いし──って、LD出掛かってたことを思うと、4ケース分に圧縮されたという残念さはあるのか。そういえばレンタルビデオのジャケットの画像も入ってないな。

 チャプターメニューの絵はそうきたかとか。でもSEはアイキャッチのアレとか燦然のアレとかにして欲しかったかな。これ確認するだけのつもりが、つい#20「ヒーロー!!あれ?−シャンゼリオン激闘の133日!−」#26「闇の騎士、出馬!」#30「ヒーローの先生!」#36「新たなる敵!か?」#39「時を越えて…」と見てしまいましたが、やっぱえぇですわ。

 で、ラジオドラマ・雪山の一夜。最高でした。まさにシャンゼだよこれって感じで。ちゃんと燦然もあるし。この調子でまだまだ見たいなぁと思ってしまいますが。ここまでスタッフに愛されてる作品って良いなぁと思うことしきり。勢いで特撮ニュータイプまで買ってしまいましたが、何気にBrosと同じ方の構成だったり。

 06月22日(日):《RELAX》第10回公演:イエローD Yellow Diva

 毎度ながら面白い舞台なんですが、今回特にオチが予想できずに。でもあのオチがあの声で響くのが凄い。キャラも皆個性的で憎めなくて、でもあのオチで。個人的にサリーさんの音楽のセンスが好きなので、今回ほんと嬉しかったなぁ。中田さんこれまでになくキュートだったし。岡本さんの演技はやはり熟練していて、凄いなぁと思うし。胡散臭いお二人さんは最早芸術の域。

 などと印象を語ってる間はいい。アンケートに第一印象を書いてる時は舞い上がっててもっとおかしなことを書いてるんだが、それもまぁ良いとする。問題は実は見ている間と、見終わって時間が経った後のこと。《RELAX》の、というかEMIさんの脚本ではいつもそうではあるのだが、一言一言の台詞の重みが凄い。今回は特に言葉の持つ力の恐ろしさを思い知らされるようで、背筋に冷たいものを感じるようなものも。ちょっとこの点に関しては、まだ混乱してしまうというのか、考え出すと堂々巡りになりそうで。──人を傷つけるのに刃物は不要、一生癒えない傷を負わせるには、刃物より言葉の方がはるかに使いやすい。ということは分かっているのだけれど、そんな言葉の恐ろしさが舞台から降りかかってくる。厳密にはそんなこととはちょっと違う話で、言葉の持つ別の側面も描かれてはいるのだが。

 駄菓子菓子、楽しい舞台であることは確か。ほんとに。千秋楽だったのでノリも良かったし、笑える部分は思いっきり笑えたし。胡散臭いお二人さんに関しては、キャラが分かってる常連には出てきた時からふふふーっと含み笑いが出てしまうし。あーもう女性担当ですって顔に書いてる戸部さんの色気がたまらんーとか、無表情な人の表情には言葉もありません平伏ですーって飛田さんとか、最高ですしやっぱり。あらもう字数が無いわってことでまた改めて飛田館に書かねばです。

 次回は平日だけの番外公演。何とかして行きたい。今回「横須賀ドブ板物語」のチラシ貰ってしまって、萩野崇見たさにこちらも何とかしたいんですがー(i_i)

 06月23日(月):沖縄慰霊の日

 彼の地では梅雨も明けて、祈りの夏が幕を開ける。世界がこんな状態だからこそ、58年前に起こったことも、今世界のどこかで起こっていることも、同じ悲しみとして捉えないとならないのだと。何故人が人を殺さなくてはならないのだと、その理不尽さと狂気を改めて恐ろしく思い、それらに取り込まれてはならないのだと、誓うよりほかなく。

 イスラエルとパレスチナの、テロで肉親を失った人たちが日本を訪れて対話をしたと聞く。平和な日本の姿が力になるという言葉に、今この国が何処へ向かおうとしているのかを思い起こせば、武器やそれらのための金銭などを使わずに彼らに力を与えられる国でありたいと、願うしかなく。

 最近のSEEDの一連の描写、スタッフのインタビューなどを読んでいると意図的に「現実」を描こうとしているとも取れる。その意図自体は間違っていないとは思うが、でも何か違うだろうとも思い。残酷描写と言ってしまってよいものかとは思うが、ガンダムシリーズで描かれた中では、Vガンでの「これ、母さんです」を越える演出はないんじゃないかと思うんだが、それからすると、「行間を読ませる演出」がSEEDでは物足りないのかなぁとか。まんま描かないと最近のお子様には分からんとスタッフは思っているのか、実際お子様の反応はどうなのだろうか。

 でもSEEDで描かれてるのは殆どが兵士の死であって、民間人が殺される場面は極端に少ない。アラスカで巻き添え食った民間人は居たみたいだが、ユニウス7以外は軍の拠点ばかりが目標なので、民間人の犠牲が殆どない。砂漠の虎も民間人は殺さなかったしな。そんな戦争あらすか。現実は、あんなもんじゃない。もっと残酷だ。その残酷さが描かれない限り、あれらの映像は趣味が悪いという域を出ることはないようにも思える。

 そういえば先日送られてきたCityのSEEDオンリーの「充員召集令状」、赤紙だなんて悪趣味だ。つーかSEEDオンリーなのにRX-78のラストシューティングのシルエットとクワトロ台詞ってのは違うんじゃないかと。しかしあのロゴはぱっと見1stまんまってのは企業としても問題あるんじゃないのか? とか何とか。

 06月26日(木):23時のNHK

 連続ドラマ「ブルーもしくはブルー」 ドッペルゲンガーというのは面白いが、二人とも結婚したときの戸籍はどーなっとんじゃというツッコミは厳禁。ヒロインの父親役が宇津井健氏なんだが、このお方ウチの父上によく似ておいでなので、出てるとつい見てしまったり。

 木曜「夢・音楽館」 渡辺貞夫&SING LIKE TALKING。えっ? とは思ったが、まぁ考えられない組み合わせでもないか。男は40から、(自分は)全然変わっていないと語る70代のナベサダ氏が格好良い。ほんとこの人は音楽も生き方も格好良いよなぁ。SLTの方はといえば、いきなり「La La La」で参りました。もう12年前の曲だったのか……最初の3音で分かってしまったが、何せこれでSLTにハマったんだからなぁと。「Borderland」は2003年ということで今年の曲。一時休止の前後から聴いてないけど、やっぱ好きみたいなんで、CD探してみようかな。
 次週はクレイジーケンバンド&オリジナル・ラヴってことでこちらも面白そう。

 あーそういえば今週月曜の「英語でしゃべらナイト」逃した……大抵毎週見てるのにー(i_i)



03年05月03年07月