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GX感想日記


 大戦末期、地球連邦軍の中に、ある作戦を推し進める一派があった。ニュータイプ研究機関によって極秘裏に進められていたこの作戦、オペレーションネーム・L。もしもこのL作戦が実行されていたら、あの戦争は今とは別の形で終結を迎えていただろう。
 だが、「もしも」という言葉は歴史には存在しない。L作戦はその初期段階において、歴史の狭間に消えた。――ある女性の魂と共に。

(第十八話アバンタイトル)


◆03年02月27日(木):GX第十八話「Loreleiの海」@ANIMAX

 冒頭、第七次宇宙戦争の話から奇妙な導入。潜水艦使いのオルクのマーカス・ガイにサルベージを依頼にやってくるオルバ。場所は「Loreleiの海」。

 またも補給のフリーデン。もじもじしながら、手伝いを申し出るティファ可愛い。ガロとキッドが戸惑うも、医者が薬を運ぶよう言いつける。追おうとするガロを医者は止める。「大切に思うのと、大切にするのは似ているようで違う。殊女性に関してはな」ったく医者良いよなぁ。今回の仕入れ話は「Loreleiの海」と呼ばれる海域には幽霊が出るという話。サラがローレライの伝説を話題に出し、医者がそれを受けてハイネの詩を口ずさむ。格好良いぞ医者。突然電灯が消え、悲鳴の後灯りが戻ると、抱きつき3組。サラとトニヤはともかく、ウィッツとロアビィは……α外伝でちとエピ増えてます。抱きついたまんまのガロードとティファが可愛いぃぃ。キッドの悪戯に礼を言う医者。「詩の続き、覚えてなかったんだ」可愛いぞ医者。ティファとガロードのことをジャミルに話すサラ。自分のことに振られると「機会があれば、話す」とだけ答えるジャミル。

 マーカスはGビットをサルベージするも、奇妙な箱を見つける。その中ではカプセルの中に女性が眠っていた。同じ頃、ティファはガロードに不思議な事を言う。何が起こっても驚かないでと。先の話に思い起こすことがあるのか、GXの前で15年前の写真を見るジャミル。折り目の隣には、金髪の女性が微笑んでいた。冒頭のシルエットの女性であり、カプセルに眠る女性でもあるとは視聴者だけがわかること。そこへティファが針路変更を頼みに来る。「Loreleiの海へ」。

 そこは幽霊よりも恐ろしいハリケーンが待っている海だった。更にはマーカスの潜水艦が。交戦状態になる両者、フリーデンを沈めようと弟も迫る。「兄さんに内緒でね」ってのが何か可愛いぞ。またも水中で絶体絶命のGX。今回のお助けは、髪を解き別人のようになったティファ。謎の箱の中の女性とシンクロしたかと思うと、不思議な光と歌に包まれて、その海域の機械は動きを止めた。ジャミルの付けたモニターを見て(困った時の医者頼み)異変に駆けつけた医者が詩の続きを思い出す。「ジャミル、私のことが分かるわよね」「ルチル、なのか」金色の髪の、不思議な力を持つ女性、ルチル・リリアント。彼女は一体何者か──続く。


◆次回予告

 永遠の時を生きるニュータイプ、ルチル・リリアントを巡り、フロスト兄弟が動き出す。彼女はティファの身に宿り、ガンダムXに秘められた、もう一つのシステムを解き放つ。それは多くの悲劇を生み出した、禁断のシステムであった。


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