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GX感想日記


 戦後15年。ようやく環境の安定した地球では、人々はかつての暮らしを徐々に取り戻していた。大規模シェルターによって、数万単位で生き延びた人々は、いくつもの小さな独立国家を形作っていた。世界人口9800万人。それは、戦前の百分の一にも満たない。だが、それでもなお、かつての栄光と権力を取り戻そうとする者達が居た。
 政府再建委員会。戦後の地球を統一し、新連邦政府を作るため発足された組織である。そのメンバーの多くは、旧連邦の政府関係者、軍上層部、産業界のリーダー達であった。
 「ニュータイプ――新しい時代を作るためにはニュータイプの力が必要なのだ。いずれ世界は震撼する。このガンダムダブルエックスが完成すれば……!」

(第二十一話アバンタイトル/アイムザット・カートラル)


◆03年03月04日(火):GX第二十一話「死んだ女房の口癖だ」@ANIMAX

 第5部開幕。新連邦が表立って動き出す。アイムザットの駒はGX-9901-DX。OPにシルエットで出てくるのがちと恐。

 相変わらずサテライトシステムのレーザーの先を探すフリーデン。目的地は中々見つからない。ジャミルは嫌な予感を覚える。先の戦闘の相手はオルクではないと。前も言ってましたが。ティファは変わったというガロードに「ガロードは変わらない。ずっとガロードのまま」と応えるティファ。ウィッツとロアビィにそれは褒められてないと言われてしまうガロード。今回のキーワードですが、これはティファの願望入ってる言葉だと思うよ。

 しかしフリーデンの目的地は、禁断の島だった。接近するフリーデンに、まずは軍主導の作戦で、特殊工作員が送り込まれることに。命令違反等立派な経歴を持つ叩き上げの兵士、カトック・アルザミール。1st仕込みの漁船擬装戦法(まんまやねん)でフリーデンに潜り込むも、ティファの予見でバレバレ。NTを侮っていた、という台詞に注意。「潜入部隊でなくてよかったね、兄さん」って本当にな。今回から軍服の兄弟、襟章青い(=尉官)なのにカスタム軍服ですよ。ってカトックは赤い襟章だから佐官なのか?

 カトックを尋問するも答えは得られない。連邦軍の影を示唆するジャミル。連邦は潰れたことになっている……「歴史上ではな」ジャミルが分かっているのは、かつて自分が身を置いていたが故に。

 でも基本的にフリーデンは甘ちゃんなジャミーの船なんで、敵襲に乗じ捕虜は逃走し、船内は白兵戦に。って誰もティファを人質にしようとせんのな。医者も「私は治す方の人間なんだが」といいつつ銃を手にするのがね。GXで応戦するガロードは「こいつらも、変な兄弟もその軍隊の……」と真相に気付く。ってやっぱし「変な」がつくのね。

 そして特殊工作隊は海へ逃亡、最後に残ったカトックは手榴弾を手にする。「俺には良い所が2つある。死んだ女房の口癖だ。酒を一滴もやらないところと、諦めの良さだそうだ。だがそれより悪いところもある。それは俺が嘘つきってことだ」そこへティファが飛びつく。あなたを死なせる訳にはいかないと。一方外ではカトックの部下を兄弟が始末。第十九話といい、こういう所が兄弟なんですが。そいえば弟機の投げ槍は今回限り。今回、何でこれタイトルだ? という台詞ですが、後で効いてくるもので。


◆次回予告

 その怪物は、古き時代を生き続け、今、新たな鎧を身にまとい、次なる歴史を紡ごうとしている。かつて地球に死をもたらした力を、この時代にも解き放とうとしている。GX-9901。それがその怪物の名前であった。


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