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GX感想日記


◆03年03月05日(水):GX第二十二話「15年目の亡霊」@ANIMAX

 第二十話の続き。エスペランサで追われるエニルは、見てはならないものを見た。それは、別のガンダム。目的地にNTは居ないかもしれないという第十七話の話題を再び出しておいて、その探索に出ていたGXが、エスペランサを追う兄弟のガンダムと応戦、兄弟はエニルを始末し損ねたまま退却する。エニルはトニヤと再会してフリーデンで治療を受ける。そしてエスペランサのレコーダーを解析して目的地が判明する。長い振りだ〜。

 目的地が分かったら尋問は不要だろうというカトックに、NTに拘るのは自分の傷を塞ぎたいからではないかとジャミルは告白する。「あんた弱い男だな」「分かってくれる人間が少なくてな」医者と視聴者は知ってるぞ。死んだ女房の言葉を引き合いに出して弱さを出せるのは本当は強いというカトック。しかし、先の戦争でトラウマを背負ったのはNTだけではないとも言う。大正論だよカトックさん。「あんた達がゲームみたいな戦争やってる間に、俺たち普通の兵隊は生身で戦って死んでいった」そうなんですよカトックさん。連邦軍にあって英雄とまつり上げられたかつての少年が引いた銃爪、それはカトックの妻子の居た連邦のコロニーを破壊した。だからジャミルを、NTを認めないと。トラウマ直撃喰らったジャミルは言葉もなく部屋を去る。去り際にカトックは、目的地ゾンダー・エプタでジャミルを待つ者が居ると言う。それは「十五年目の亡霊」だと。

 新連邦の量産機バリエントのデータを解析するガロード達。ガロードが言い出したとのことで、顔が変わってきたという話が。ふむ。

 接近するフリーデンに、ゾンダー・エプタが動く。月の入りまで到着しないようにしていたが、戦闘中にカトックが脱走してブリッジを占拠し(所持品検査くらいちゃんとしろよ)、フリーデンはその島へ接近せざるを得なくなった。月からレーザーが照射され、亡霊がその姿を現す。サテライトキャノンは撃てないのでハッタリなのだが、ジャミルには有効だった。降伏を決めたジャミルにカトックは言う。ジャミルが15年前に乗っていたGXを回収してこしらえたのがDX、つまりもう一人のあんたと戦っていたのだと。「明日の夕陽は見れないかもな」と言うジャミル、そこへティファがやってきて、カトックはティファを捕らえる。ティファはカトックのために、彼の妻子の絵を描いた。「私は、あなたに信じて欲しい」──続く。


◆次回予告

 捕われの身となったフリーデンの乗組員は、明日に希望を求めて行動を開始する。だが、今日と明日の境目で、ティファ・アディールは夢を見た。それは未来を暗示する、悲しい夢であった。


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