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GX感想日記


 戦後15年。ついに新連邦軍と宇宙革命軍が、月軌道上で全面的な武力衝突を迎えた。一方、ジャミル達は、カリス・ノーティラスの協力を得て、新たなるフリーデンに乗り込み、戦場へと向かった。全ての鍵は、この蒼き月光の向こうにある。

(第三十八話アバンタイトル)


◆03年03月27日(木):GX第三十八話「私はD.O.M.E…かつてニュータイプと呼ばれた者」@ANIMAX

 新連邦軍と宇宙革命軍の武力衝突がついに始まった。月へ向う宇宙戦艦フリーデンでのジャミルの最終命令は「生き延びること」。三つ子の魂やなー。D.O.M.Eの正体についてまだ答えが出ていないというジャミルに、サラはその大きな瞳で問い掛ける。「私も、答えを求めています」なーのーにー二人きりのエレベーターで顔背けてるんじゃないよこの中身15歳は!!(-"-# あぁぁぁぁもうっ。そして15歳4人もそれぞれの未来を思う。「守ってあげたい、皆の未来を」ガロードと一緒だから強くなれるティファの思い。

 戦場を愉しむ兄弟はランスローに迫るが、両者の間を一条の光が貫く。「ガンダムか!」って嬉しそうやなあんた。サテライトシステムは両軍にとって脅威であり、月への道が開く。が、サテライトキャノンが撃たれないと知るや、両軍が迫ってくる。ジェニス改のエニルをフリーデンに残し、各機は月を目指す。って、結局ウィッツ達もフリーデン護衛に回ってるのがお約束。

 しかしDXを兄弟が捉えた。世界を滅ぼしても余りある憎しみをティファは感じる。似て非なるものとされ、虐げられた者の苦しみなど分かるまいという兄弟を「分かってたまるかーっ!」と一蹴するガロード。この力任せの殴り合いに込められたありったけの思い。だがヤドカリに挟まれた時、ジャミル機がDXの前に舞う。カトック同様のおなじみのタイミングに焦ると、ティファの言う「あの人」がやってくる。「ランスロー、手を貸してくれるのか?」「私もあの二人に懸けてみたくなってな!」あぁ(T_T)

 妖精にも思えるMWGビットに導かれ、DXは月へ。そしてティファの求めに応じ、真実を知るべき者達が招かれる。ザイデルとブラッドマンには銃つきつけて脅迫してましたが、フリーデンはそうでなく。D.O.M.Eで初めて顔を合わせたジャミルとランスローが握手しようとしたその時、ザイデルとブラッドマンが口論を始める。ファーストニュータイプを遺伝子レベルに解体し、システムに格納したのがこのD.O.M.E。NTを巡る愚かな争いを、ジャミルは「黙れ!」と一喝する。NTは神でもない、まして利用されるべき存在でもない。命を奪い、このような姿にする権利など誰にもないはずだと。しかしティファはD.O.M.Eは生きていると言う。ティファの声に、辺りは白い光に満たされ、静かな声が響く。「私はD.O.M.E…かつてニュータイプと呼ばれた者」──最後の幕が上がる。


◆次回予告

 15年前、僕達はその戦争を体験した。ニュータイプという存在に触れた。そして大人になった今、僕達はもう一度それを見つめ直そう。次の世代へ、次の時代を託すためにも。


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