あとがき
ということで、シマがキョウを見つけられなかったのは行列に並んでいたからだったのでした。
話を戻しまして、今回はキョウちゃんとカミナギの浴衣話「side-by-side」 、シズノ先輩の浴衣話「one and only」 に続く浴衣シリーズ第3弾、ミナト編です。「副会長と綿菓子(本文では英語の“Cotton Candy”に合わせて綿飴)」というリクエストを頂戴してから随分時間が掛かりましたがようやくこの形になりました。楽しいお題をありがとうございました。ミナト編というからには生徒会長ももれなく付いてきますとはいえ、キョウの出番が妙に多いのは……それも織り込み済みということで(^^;
冒頭とラストは#10「また、夏が来る」での夏祭り、途中の過去話はミナトの初めての夏祭りということで、キョウは5ループ目を想定しています。ミナトのサルベージの時期は全くの想像の範囲ということでご了承ください。イリエ先輩も、まぁこの頃にはオケアノスに居ても良いよなぁと。浴衣の着付けの指南役ありがとうイリエ先輩。因みにイリエの浴衣の女郎花の花言葉は「心づくし」です。
キョウがシマの指南役を務めた舞浜の名物、焼きアサリ と玉子フライ 。前者は漁師町だった浦安ならではの名物とはいえ現地の祭りで売られているのかは調べが付かなかったものの、後者は実際に浦安の祭りでの名物なのだそうです。焼きアサリはどんなものか想像がつくけど、玉子フライは食べてみないとちょっと分からないなぁということで(^^; ゼーガ#10本編に出てくる「いわな」はちょっと謎です。海の町の夏祭りに何故に渓流の魚が〜。
で、ミナトが言うオーストラリアのシーフードバーベキュー。こちらは2005年の愛知万博のオーストラリア館のレストラン「ザ・バーベキュー」 で食べたエビのバーべキューを思い出しながら書いてました。レモンが香るあっさりした味で美味しかったんですよー。浦安の焼きアサリは醤油だれなので全然味が違う日本風のものですけれど、シーフードを串焼きにするという点では似たようなものにミナトの目には映ったのでしょう。本命の綿飴については本文の通りです。
綿飴→雲→ミナトはまさに“on cloud nine”だなーという連想で出来たお話ですが、「九番目の天国」は、“on cloud nine”の由来の一つとされるダンテ『神曲』の“the ninth heaven”でして微妙に言葉が違いますがご容赦のほど。何でこの言い回しを知っていたのかというに、ガンダムX にまんまクラウド9というのが出てくるからでした(^^
TOPのweb拍手 のお礼画面3本が同様に夏祭り小ネタ集(イリエ、中華組、AI編)になってます。またこちらもどうぞです。
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