Camille Laboratory Topアルジェントソーマ>研究文献

アルジェントソーマ事典

 基本はあくまでアニメ本編。適宜CDドラマ・小説版・漫画版にも触れていますが、何分個人的な解釈なので、そのあたりはご注意のほど。なお、当時のアニメ誌・公式サイト等は未見のため、同じような記述があれば偶然の一致です。


 【あ】 【か】 【さ】 【た】 【な】 【は】 【ま】 【や】 【ら】 【わ】 【項目一覧】

【は】

■萩尾望都(HAGIO Moto)
 すでに古典SFの名作入りしている「11人いる!」、永遠の時を生きるバンパネラの物語「ポーの一族」、そして最新作「バルバラ異界」は連載中と、この方の凄さは今更語るまでもないが、この事典ではあちこちに出てくるんでとりあえず一項目設けておくことに。
 「アルジェントソーマ」の項でこの方の名を出したが、このアルジェントソーマでの初っ端から人死に、ってのも考えてみれば萩尾作品っぽいかも。それこそ「トーマの心臓」じゃん、などと思ったり。ダン→オスカーというのは先述した通りだが、となるとやっぱ、リウ→ユーリだし、マキハティはトーマとエーリクだろうし。いやお話の流れは勿論全然違うんですが。
 あと忘れちゃいけないのが、「ウは宇宙船のウ」と「宇宙船乗組員(スペースマン)」。どちらも「ウは宇宙船のウ」(小学館文庫)所収の、レイ・ブラッドベリ原作の短編のこの二編、それぞれPhase:17とPhase:21の参考文献として挙げておくので、未読の方は是非。
 キャラクターデザインに関しても萩尾望都風で、という片山監督からのオーダーがあったそうなんだけど、モー様の描くアルジェントソーマって見てみたい。

◇ハティハリエット・バーソロミュー

■薔薇
ROSES  Phase:03、Mr.Xからリウへ。青林檎つき。色は青。「blue rose」とは「あり得ないもの」のこと。余談だが林檎の花言葉なら「選ばれた恋」。
 Phase:19、リウからギネビアへ。色は明るいめの赤。花言葉は「清らかな愛、全ては求めない」もしくは「私を射止めて」。贈り手は前者、受け手は後者を取ったな。
 Phase:19、イネスからギネビアへ。色は紫。花言葉は「誇り、気品」。CDドラマにも出てくるあたり、ギネビアの好みらしい。花の数の違いは階級の差が如実に出ましたな。
 Phase:25、ハティからギネビアの墓前へ。色は淡い黄色。花言葉は「美、嫉妬、薄れ行く愛」というのが普通。やっぱ最後のなんだろうなーとも思うが、黄色は古来イギリスで身を守る色とされていたそうで、この意図かなとも。画面では微妙な色なんだが、これが白だったら「あなたを尊敬します」。
 シェイクスピアが一杯出てきた作品ではあるが、さすがに薔薇とシェイクスピアを絡めたネタはなかった模様。

■ハリエット・バーソロミュー(ハティ:Harriet "Hattie" Bartholomew)
Harriet  第一次遭遇戦で両親を失い、自身も昏睡状態に陥り、5年後の2059年になって奇跡的に目覚めた少女。13歳ながら、8歳のままの精神を持つ彼女は、祖父に引き取られてロッキー山中に住んでいたが、ある日シルバーレイクで祖父の語る「妖精」に出会う。それはモルグから飛来したフランクだったのだが、ハティはフランクと不思議な交感を果たす。それは、彼女の体内に残されたプライマリーエイリアンの破片の影響だったらしいが、その純粋な魂の故に、という部分もあったのだろう。小説版はまるで展開が違うんですが。ともあれ、その5年前の出来事の故に、銃声によりパニックに陥るというトラウマを持ち、その克服も彼女の課題とされていた。
 花の指輪を贈り、「妖精くん」とフランクに笑顔を見せるハティ。祖父もエイリアンに殺されてしまい、フランクとハティ、そしてハティの飼い犬ウォルトンはフューネラルへ収容される。最初にハンバーガーを渡してくれたスーとは精神年齢が近いのか(いやあれはスーが本当に可愛がってるんだけど)「スーちゃん」などと呼んで慕う仲に。また、娘を亡くしたイネスは、ハティに必要なものに気付き、一緒に暮らすようになる。
 ハティに今は亡き恋人マキの面影を見るリウとは、彼にとってマキの仇であるフランクを挟む格好で何故か一緒に居ることが多い。リウに対しては初対面で「妖精さん」と呼びながら、Phase:05では「嘘つきの悪者くん」と言い放つ。しかしPhase:08で営倉入りしたリウに飴を差し入れていたりする(隣に居たダンは無視)。Phase:10では「妖精くんを助けてくれて、ありがとう」との好意も見せ、Phase:13でフランクを援護する格好になってしまったリウを見て「あなたは悪者くんなんかじゃなかった。良い妖精くん。やっぱりそうだったんだ!」と美しい誤解をしてしまってから、Phase:15ではリウの肩にもたれて寝てしまっているあたり、相当警戒を解いたようだ。そしてPhase:16で、モルグの事故前は「リウ・ソーマの馬鹿!」だったのが、事故後は「妖精くんを起こしてくれてありがとう、リウ!」とひっくり返って名前を呼び始めたあたりから、色々と内面で加速した模様。反発と好意はないまぜのまま、それはリウにしても、マキを重ねてしまうことで惹かれる部分と反発する部分とがあり、まるで同様。何度となく自分を「マキ」と呼ぶリウに、「ハティだもん」と言い返しながら、彼女はモルグで見つけたマキの言葉の意味を考えていたのだろうか。
 しかしPhase:22で、自分を見失ったリウを救ったのはハティの言葉だった。Phase:23で一緒にフランクの元へ赴く際、「死ぬかもしれないぞ」と言われるのに「いい。リウと一緒だから」って、しっかり手を繋いで走ってるわ、銃を向けられぴーんちともなれば、互いにその手を握り締めてるわ、そしてフランクに拳をぶつけるリウに「リウの手ボロボロになっちゃう」って。「フランクを傷つけないで」じゃないんだよ、リウの手の方が大事なんだよ〜。でも、そんなフランクを傷つけるようなことを言うリウには、ちゃんと怒るんですハティは。にしてもここでハティを吹っ飛ばすリウってば酷い。あーでももうこのPhase:24の展開はさすがにクライマックスだけあって少女マンガしてて最高ですよ。真実を見つけたリウはハティを抱きしめ、フランクは三度目の覚醒を果たす。ジェイルから出て行くフランクを追って、それでもまだ手を繋いで走ってるのに萌えだ。お姫様抱っこに萌えだ。でも彼と彼はハティを置いて去っていってしまう。フランク/ユーリの伝言、誰が伝えたんだろう。
 6年後、19歳になったハティ。って、この設定はこのためだけにあるような気がするんですが(もう一つ「6年間」に符合するものはあるんだけど)。エイリアンにより両親を亡くした子ども達の面倒を見ながら、博士号を取得してユリシーズ号の航海士に。医療・生体医工学のミッション・スペシャリストって、フツーに大学6年行ってもなれるもんじゃないよーな気がするんですが、マイケルじゃないが「あのおちびさんがこんなに立派に」って、一体どういう勉強したんだろう。彼と彼に会うために必死でやったんだよねぇ……。あのクレヨン画と絵本が好きだった精神年齢8歳だったはずのおちびさんが。でも19歳になったからって、マキとは確実に違う美人になりましたな。とはいえ声は同じ桑島法子なんで、ちょっと似た感じもありますが。でもマキの声の方が低くて好みかなー。彼が来ないかも知れないと聞かされて、マキの残した言葉を呟くあの涙。いやっ大丈夫、ちゃんと来るからって判りながらも、非常にもどかしくもじれったいあの展開〜んで、ようやく見られた彼の笑顔。やっぱ少女マンガはえぇですのぅ。幸せな旅路でありますように。

■PX(Post Exchange)
 兵営内の売店のこと。Phase:08タイトルの背景で、建物の壁にデカデカと「PX」と書いてあるのがこれ。この回でリウがMr.Xと会っていたのがこのPX前。DVDライナーの美術設定の解説文では「密会」とか書かれてて、怪しさが通常の3倍(^^;

■ファーストネーム
 フューネラルでは大概ラストネーム+階級で呼ばれるので、どの時点でファーストネームを呼ぶかで、キャラクターの距離感を計れるように、きっちり計算されているのが気持ち良い。ただ、さすがコマンダーだけあってか、イネスをファーストネームだけで呼ぶ勇者は居なかったようだ。
 駄菓子菓子、ダンが「リウ」と呼び始めたことは、Phase:15ではギネビアとスーから、CDドラマ第2話ではジョオンとアイから散々揶揄されることになり、すっかり女の子のオモチャである……(^^;

■フューネラル(FUNERAL)
FUNERAL  2058年に設立された、対エイリアン特殊部隊。通常軍のウィルソン准将の監督下、コマンダーのラナ・イネス少佐、キャプテンのマイケル・ハートランド中佐の指揮下にあり、北米大陸・スペリオル湖沿岸に本部を持つ。Phase:12でのタイプT1の予想進路図ではまず「FHQ」で「FUNERAL HEADQUARTERS(フューネラル本部)」となっている。んが、次の図では「THE 13TH BASE FUNERAL BASE」と読めるんだが、どうにもこの13という数字は(以下略)
 通常軍とは指揮系統が分かれており、ザルクが配備されているのもここだけであった。オリジナルの制服がやたら格好良いが、オレンジを配色に使うのは、科特隊以来の「やっつけ隊」の伝統色だからだろうか。本部もまた真っ赤で派手な漏斗型でイイんだよなぁ(小説版では「蟻塚」となっててそれもまた然り)。エンブレムは正式のと略したの(左上図……画面しか資料がないから作るのに一苦労)と2通りあるが、どっちもイイ。因みに正式版の下のほうに書いてある「RIP」ってのは「Rest In Peace(安らかに眠れ)」って、墓碑銘に使うコトバですな。
 Phase:04のMr.Xに言わせれば「宇宙人退治の愚連隊」。CDドラマ2では「寄せ集め部隊」、Phase:EXのダンによれば「はみ出し者の吹き溜まり」、と身内から散々な評価だが、そこはそれ、Phase:08のイネスじゃないが、それこそエイリアンの再生体であるフランクまで交えて異物同士が巧く噛み合って共闘して成果をあげ、その結束たるやまるで家族である。
 エイリアンモーターを使用したザルクは「人智を超えたスーパーメカ」だが、液体酸素にエクスカリバー(シールドボーリングマシンを改造した震動破壊兵器)に粒子加速器と、現在ある科学の範囲をそう逸脱しないで地球を守ってくれてるというのが、やっつけ隊の心意気。そうそう、あのシューターにも燃えだ。あれでこそやっつけ隊だ。医者やコックが少ない出番ながら味があるのもイイぞ。
 あれだけデカい本部基地ながら、居住区はちゃんとバスか車で移動する距離に離してある。イネスのセルフハウスはさすが司令官ってことで広々としてるし、リウの部屋(居住区:13-2)も結構広め。つかな、このリウの部屋の殺風景ぶりって、タクトの部屋がごちゃごちゃしてたのと凄く対照的なんだよな……。
 で、フランクが巡礼ポイントに到達した後で解体が通達され、軍特殊部隊のキルゴアが接収するが、紆余曲折を経て6年後も組織としてのフューネラルは存続。もしも「彼」が帰還したら、という時のためにではあるのだろうが、「彼」を知るスーとダンが指揮系統の最上位に居るのだから問題はないのだろう。
 因みに基本単語だから解説されないだけだろうが、「funeral」とは「葬式」の意味である。英単語だが起源はラテン語。他に「いやな仕事」という訳語もあるそうだが、エイリアンをその真相ごと葬り去ろうとした人間がフューネラルを設立したというのであれば、大層な皮肉だ。

■フライヤー R-1(FLYER)
 三枚羽で飛ぶ、現在のヘリ的な使われ方をする航空機。羽のたたみ方とかほんと面白くて好きだ。これも立体あったら見てみたい。そういえばPhase:20でまずリウとハティがこれで巡礼ポイントへ向かい、その後マイケル以下がミステルで追っかけて、最後にイネスとギネビアもフライヤーで来るんだが、Phase:22で、クラス20の核攻撃に晒される巡礼ポイントを後にするときには皆でミステルに乗ってるんだよな。見捨てられたフライヤー2機に合掌――って1機はもう一人の人の脱出用に使ったのかも知れんが。

■フランク(Frank)
Frank  モルグにおいてエイリアンの破片から復元された、エイリアンの実験再生体。実験の中心人物であるノグチ博士と助手のマキはフランクと呼んでいた。他のエイリアンは左右対称で目が左右3つづつなんだが、雑多な破片のつぎはぎであるフランクは、巨大な左手、ザルクとデザインラインが似通う右足、目は右に1つだけなど、どこまでもいびつな左右非対称。覚醒実験が始まったその時、最後に取り付けたエイリアンの頭部を奪取しようとした謎の武装集団による突入電源で実験は暴走する。フランクは覚醒するが、タクトの目の前で落下するマキのブースに手を伸ばし、謎の光に包まれモルグを爆破、何処かへと去ってしまう。
 モルグから去った後、ロッキー山中のシルバーレイクでハティと出会う。ハティはフランクを「妖精くん」と呼び、不思議な交感を果たすフランクとハティは共にフューネラルに収容される。そして、モルグでただ一人生き残ったタクトはフランクをマキの仇として憎み、復讐のためにリウ・ソーマの名を得て、フランクの収容されたフューネラルに赴く。
 軍では巨大人型移動体・EX-1と呼ばれるが、Phase:07でリウが皆の前で「フランク」の名を出したこともあり、Phase:13でダンが初めてその名を口にした後、いつしかフューネラルではフランクと呼ばれるようになる。そういえばPhase:02でマイケルは「ビッグフット」という、いかにもらしい愛称をつけていたが、この回だけでしたな。
 Phase:05でリウがハティを連れ出したことで、タイプH2戦において実戦投入され、以後フューネラルの最終兵器として運用されることになる。巨大な左手から繰り出すフィニッシュブロー「アルケミストアーム(錬金術師の腕)」が必殺技。本部から二度逃走した後のPhase:07よりフェイスガードとネックボルト(自爆用の小型核弾頭)を装着され、「エイリアンのパーツを寄せ集めたパッチワーク」であるフランクはどうにもこうにもフランケンシュタインの怪物状態に。フューネラル本部を直撃したタイプT1戦において、これを撃退するも深手を負い、再建されたモルグへ運ばれ、再覚醒が試みられる。しかしこの際に用いられたエイリアンの頭部が暴走し、忌まわしい光景は繰り返される。だが、リウの目の前であの時と同じように伸ばされたフランクの手は、ハティを救い出した。
 この再覚醒がきっかけとなり、フランクは言葉を口にするようになる。断片的ながら、人間に通じる言葉を話すフランクは、エイリアンとの唯一の掛け橋として期待される。だが、タイプS1を倒すべく投入されたフランクは、共に巡礼ポイントへと辿り付き、そこで彼は過去の記憶を取り戻し、全てを話し始める。
 2044年、深宇宙探査に飛び立ったオデッセウス号のユーリ・レオノフ。その旅立ちの前、妻クローカとの間に波紋を投げ掛けたかすかなすれ違い。無理な航路変更の結果オデッセウス号は遭難し、彼は遥かな宇宙で、クローカは幻などではない、もう一度クローカに会いたいと思い、切り刻んだ心の数だけのエイリアンとなり、故郷を目指した。しかしそのことが、愛するクローカの命を奪うことになろうとは。巡礼の地に慟哭は響き、飛来した27もの分身もまたその嘆きに加わる。軍は巡礼ポイントへエイリアンを集めて焼き尽くす方針をとり、有史最大規模の核爆発により、エイリアンは殲滅される。しかし、その亡骸の中央にはひっそりとクローカの墓碑が佇み、エイリアンはまるで墓守のようにそれを取り囲んでいたのだった。
 彼は再び心を閉ざし、地球に破滅をもたらす全高8000kmものエイリアンが地球に迫る。それに対し、かつてユーリとロレンスが守ろうとしたユリシーズ号が弾道弾として打ち出されようとしている。ロレンスは自らの命を賭けてその発射を阻止しようとし、彼もまた、クローカと同じ歌を歌うハティ、そして自らの鏡像ともいうべきリウに応えるように三度目の覚醒を果たす。そして自らの分身を全て一つに集めると、リウ達に未来を託して、迫り来る脅威となってしまった自分自身に向かって飛翔していった。どうでもいいけど、あそこで音は入れないで欲しかったよなー。宇宙空間は無音演出の方が好きだ。
 彼が最後にリウに告げた言葉は、「もしも遠い将来、宇宙の果てで私の分身に出会うことがあったなら、その時は微笑んで手を振ってやってくれ」である。「また私の分身が地球に帰還したなら」ではなく、その再会の場は宇宙だと約束されているのだ。何故彼はリウにこんな言葉を残したのだろうか。ひょっとしたら、マキがフランクに話し掛けていた言葉の中に、タクトにまつわる他愛の無い話があったんじゃなかろうか。ユーリに憧れて宇宙への夢を抱きながら、その翼を自ら手折ったタクトの話が。そして運命の日、タクトは彼の前に現れ、あの事故を経て、彼の映し絵としてのリウの姿で再び現れる。ノグチ博士の言葉を口にし、マキが話し掛けた言葉を求めるリウがタクトであると気付いたのか、彼は、「私は彼女を救いたかった」とリウに告げる。その後三度目の覚醒の際、彼が口にしたのは「言葉は全ての溝を埋めてくれないのかも知れない」という、ノグチ博士の言葉を引いたもの。そしてリウの求めたマキの言葉である、「貴方のことをもっと知りたい」。すれ違った想いも、懐かしい歌も、美しい指輪も、愛するが故の変貌も、自らへの嫌悪も、何もかもが鏡像として向き合う。そんな二人の左右非対称の顔がオーバーラップする、別れの場面の美しさ。再会を期する場は、かつてユーリが駆け、そしてタクトが目指そうとした宇宙。彼に会うための翼をもう一人の彼が手に入れるのは、6年後のことである。
 ところで、何故フランクは巡礼ポイントを目指さなかったのか。アニメではどうもスルーされていたようではあるが、小説版だとその疑問に対しては、だってハティが居るしということで。まぁハティにクローカを重ねて、「幻ではない」と認識してたんだってことはアニメでも出てきてますが。
 しかしあれだ、20m→220m→8000kmと巨大化していくエイリアンを指すのに、漫画版での「いくつもの体を得てもかなえられない望郷の念は……さらに大きく……強くなっていく」というネームはお約束だけど良いよなぁと。しかし6年後に発見される、「6年前に出現した謎の星雲」の143.3AUってのはでかすぎますが。いやあれはそれまでのと意味合いが違うんですけど。
 更にどうでもいいことなんだが、「ユーリ」と言えば勿論ユーリ・ガガーリンから来ている名前のはずなんだが(名前の綴りは違うようだが)、どうにも萩尾望都「トーマの心臓」の翼をなくした黒髪の少年も一緒に思い出してしまうのが困る所。そっちの役所は寧ろ同じ黒髪君の方だろとか思いつつ。……なんて呑気に書いてたらさ、「プラネテス」のユーリは子安さんだったよ(^^;


listbacknextTopアルジェントソーマ